(2018年4月27日 10:30~12:00)
電流重畳可変磁束モータは、これまでに提案されている巻線界磁型可変磁束モータの課題を解決するために開発された実用的なモータです。 本講座では、電流重畳可変磁束モータの動作原理、制御方法、トルク発生原理といった基礎的な内容から、特性を向上させるためのDC電流とAC電流の比率の制御、高調波電流によるトルクアップのメカニズムといった本モータ特有の現象をご説明します。さらに、本モータの実用化に向け、スイッチトリラクタンスモータの6相非対称インバータを用いた駆動やそれを実現するためのスイッチトリラクタンスモータと電流重畳可変磁束モータの切換運転についてご説明します。
(2018年4月27日 13:00〜14:00)
本講座では、モータを広範囲な速度領域で高効率に駆動するための技術である界磁可変技術について、その原理などの概説と具体的な開発事例を紹介する。 開発事例では、機械的に界磁磁束を調整可能な可変界磁モータの、構造と特性を紹介する。次に、低コスト化が可能で操作が容易である、簡易可変界磁モータの構造と特性について紹介する。
(2018年4月27日 14:10〜15:40)
EVエコランやソーラーカーレースと言う特殊な世界で実用化した技術である可変界磁を分かりやすく紹介したいと思います。マグネット界磁モーターは界磁のためのエネルギーが不要と言うメリットと同時に誘起電圧と言う厄介なものと対峙しなければなりません。その解決策の1例として上記のレースで商品化したコイル可動式可変界磁技術の詳細を紹介したいと思います。