プラスチック・エラストマーの赤外吸収スペクトルの読み方 : 実践ガイド

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本セミナーでは、プラスチック・エラストマーの赤外スペクトルの読み方について、講師がデータ集刊行のため実測した580種類のスペクトルを基に得た具体的な知見および指針を提供いたします。

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プログラム

赤外法はポリマーの定性のために最も多用されている。定性技術向上を目的として、対象は「プラスチックとエラストマー」に特化し、内容は「赤外スペクトルの読み方」に特化した講座である。  そもそもは、コンピュータ検索を使用しない分析技術者に、スペクトルの定性を楽しみながら行う指針を伝授することを企図したが、コンピュータ検索を用いている場合でも、このような指針を併用すれば、コンピュータが選んだ候補の中から確信を持って正解が見つけられ、検索の精度・効率が飛躍的に向上する。  一般論ではなく、講師が実測した多くのスペクトルを基に得た具体的な知見やノウハウが中心。説明に加え、そのまま活用できるマニュアル (「実践ガイド」) も提供。

  1. 基礎: 赤外吸収の原理:グループ振動を中心に
    1. グループ振動・特性吸収帯という概念
    2. グループ振動のシフト
    3. 倍音・結合音によるピーク
    4. 特性吸収帯のまとめ・波数領域分割の勧め
    5. ピーク強度の問題
    6. 読む力が身に着きやすいスペクトルの勧め
  2. スペクトルを読むのに必要な視点
    1. 定性の基本:スペクトルの異同性の判断の仕方
    2. 複眼的視点:スペクトルを多角的に眺めること
    3. 顕微鏡的視点:微妙な違いを見逃さないこと
  3. 赤外スペクトルによるポリマーの定性:基礎
    1. 総論:タイプ別・構造別のスペクトルパターン
    2. 構造類似ポリマー間の識別法
  4. 実践ガイド:ポリマーの未知スペクトルの定性
    1. 未知スペクトルの定性法:基本的な考え方
    2. 波数領域別の特徴の整理
    3. 独自方式の実践ガイド:ポリマーの未知スペクトルの定性法
  5. 混合物の解析法
    1. 混合物のスペクトルの解析法のコツ
    2. 解析例
  6. ポリマーの定性:ラマンの効果的な利用法
    1. 原理・特徴
    2. 定性への応用法:赤外よりも明快に定性ができるポリマーのまとめ

会場

ドーンセンター
540-0008 大阪府 大阪市 中央区大手前1丁目3-49
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