LiDARの開発動向と自動運転への応用

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本セミナーでは、小型、高精度で低コストなLiDARの実現へ向けた新技術とその可能性について解説いたします。

日時

開催予定

プログラム

第1部 ADAS/自動運転のマーケット動向とLiDARの可能性

(2018年4月16日 10:00〜11:30)

 ADAS (先進運転支援システム) /自動運転における最新の市場動向や国家政策、法整備の状況などを紹介し、2020年までのADAS/自動運転用センサの市場規模を予測する。また、2020年以降に本格化するレベル3以上の自動運転市場を展望し、各種自動運転用センサおよびLiDARの可能性について解説する。

  1. ADAS (先進運転支援システム) /自動運転の市場概況
    1. 車載用安全システムの変遷
    2. ADASのシステム概要
    3. ADASの世界市場規模推移
    4. 自動運転の定義
    5. 自動運転の国別政策動向
    6. 自動運転の法整備動向
  2. ADAS/自動運転で搭載されるセンサの動向
    1. ADAS/自動運転で使われるセンサの種類と特徴
    2. ADAS/自動運転用センサの市場概況と技術動向
    3. ADAS/自動運転用センサの世界市場規模推移
  3. 自動運転用センサの市場展望とLiDARの可能性
    1. 自動運転の開発動向と市場展望
    2. 自動運転用センサの技術展望
    3. 自動運転におけるLiDARの開発動向
    4. 自動運転向けLiDARの可能性と世界市場規模予測

第2部 MEMSミラーの原理、構造とLiDARへの応用

(2018年4月16日 12:10〜13:40)

 MEMSミラーは小型で、比較的高速にレーザ光を走査できることからLiDARへの応用が期待されている。走査ビームの形成にはミラーの反射を用いるが、ビーム径は回折で決定されるので、ミラーの光学特性を考慮する必要がある。また走査最大角は、シリコンばねのばね定数とアクチュエータの発生力により決定されるので、ばねおよびアクチュエータの機械特性を考慮する。このように、MEMSミラーの設計では、光学特性と機械特性をLiDARの仕様を満たすように設計する。光学特性および機械特性に限界があり、またMEMSの製作方法による制約もあるので、これらを考慮した設計が要求される。  本講では、MEMSミラーの基礎について説明し、LiDAR用のMEMSミラーについて紹介する。

  1. はじめに
    1. MEMSミラーの開発歴史
    2. MEMSミラーの構造とLiDAR応用
    3. ミラー直径と回転角の積について
  2. MEMSミラーの光学特性
    1. スキャナーミラーの回折特性
    2. スキャナーミラーの動的変形
  3. MEMSミラーの機械特性
    1. スキャナーのばね機械特性と破壊限界
    2. マイクロアクチュエータの種類とスキャナー応用
  4. MEMSミラーの製作方法
  5. LiDAR用MEMSミラーの例と考察
  6. まとめ

第3部 レーザー走査技術と3Dイメージング

(2018年4月16日 13:50〜15:20)

  1. はじめに
  2. Lidar走査技術 – 人間らしい”眼”を実現するためには -
  3. 変調方式 – より遠くを見るためには -
  4. 具体例
  5. おわりに

第4部 自律型自動運転自動車における認知判断技術

(2018年4月16日 15:30〜17:00)

 近年話題となっている自動運転車に必要な技術の概略について紹介するとともに、実際の市街地で公道走行実験を行っている金沢大学のシステムの例を参考としながら、実例を交えながら自動運転に必要となる技術を解説する。

  1. 自動運転に関する研究動向と必要技術
    1. 研究動向と必要技術
    2. オンボードセンサ (車載センサ) の実例
  2. LIDARを用いた周辺環境認識
    1. LIDARを用いた走行空間認識の概要
    2. ポイントクラウドからの物体識別
  3. 自動車の自動運転への適応
    1. 自動運転システムの概要
    2. 市街地公道走行実証実験の成果と課題

会場

株式会社 技術情報協会
141-0031 東京都 品川区 西五反田2-29-5
株式会社 技術情報協会の地図

受講料

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