量子コンピュータの開発動向、応用可能性とインパクト

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もっとも基本的な物理法則である量子力学を積極的に用いて計算する量子コンピュータは、素因数分解に代表される重要な数学的問題や、材料開発や化学物質の設計などにその威力が発揮されることが期待されている。Google, IBM, Intel, Microsoftなどの巨大IT企業に加え、多くのベンチャー企業が立ち上がりつつあり、世界各国で産官学民を巻き込んだ研究開発競争が始まっている。  本講座では、量子コンピュータの歴史と現在の世界的状況、様々な量子コンピュータへのアプローチ、そして量子コンピュータが得意とされるタスクに関して俯瞰する。また、量子力学の基礎から始めて量子コンピュータの仕組みをできるだけ簡単に理解し、クラウドで公開されている量子コンピュータの使い方などの導入を行う。

  1. はじめに
    1. 量子コンピュータの歴史と現状
    2. さまざまな量子コンピュータの整理
  2. 線形代数と量子力学の復習
    1. 量子状態
    2. 量子系の時間発展
    3. 量子測定
    4. 多体量子系
  3. 量子コンピュータのしくみ
    1. 量子演算
    2. 万能量子計算
    3. 量子コンピュータが得意な計算
    4. 位相推定と量子フーリエ変換
    5. 素因数分解
  4. 量子コンピュータの応用
    1. 量子化学計算への応用
    2. 機械学習への応用
    3. クラウド量子計算機・シミュレーターの紹介と使い方
  5. 量子コンピュータアーキテクチャ
    1. 量子誤り訂正符号
    2. 誤り耐性量子計算
    3. 量子デバイスの現状 (Google, IBM, Microsoft, Intelなどのアプローチ)

会場

株式会社 技術情報協会
141-0031 東京都 品川区 西五反田2-29-5
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