本セミナーでは、ヒトの触感知覚メカニズムについて基礎から解説し、 「しっとり」、「さらさら」、「べとべと」といった感覚的な言葉を物理的特性で表すための方法を解説いたします。
(2018年4月13日 10:30〜12:00)
素材の触知覚に関する基本要素である、粗さ・硬軟・摩擦・温冷の知覚メカニズムについて、接触の機械力学・心理物理学・神経生理学の観点から基礎を解説いたします。素材の触知覚の基礎を幅広く理解できる内容になっており、特定の素材や製品についてではなく、万事に応用可能な事項についてお話します。
(2018年4月13日 12:50〜14:20)
「しっとり」、「さらさら」、「べとべと」…感覚的な言葉で表される言葉は、新感覚のものづくりのヒントになることも多い。このような感覚を作り出すのはどのような物理的特性であるのか、風合い・肌ざわりを表す言葉の背後にある物理的因子を明らかにすることが必要である。それぞれの触感を特徴づける物理モデルの構築方法について解説し、それを材料設計に生かした例について具体例を挙げて紹介する。
(2018年4月13日 14:30〜16:00)
繊維製品の着心地、使い心地にかかわる触感の性能設計のために必要な、材料の物理特性を用いて行う客観評価手法は、繊維製品のみならず、人が触れて用いる材料にも応用されるようになっている。柔らかい繊維製品の触感研究の基本とその応用について解説する。