本セミナーでは、研究開発部門の人材育成について、大手企業のコンサルティングプロジェクトや研修の実践事例を交えて解説いたします。
今、組織を率いる大手企業のリーダーは、場合によっては「自分自身が採用したかったわけでもない」目の前の人材を活用して、また、中長期的には組織を運営できるように「育成」して、組織能力の最大化を持続的に図らなければならないという難しい課題を抱えています。 「育成」の一つのゴールは「自走」にあると考えます。新規事業や研究開発領域のコンサルタントとして、プロジェクトのよしあしは、目に見えるアウトプットの質もさることながら、「私たちが去った後にメンバーが自走できる状況が作れていること」が重要であると思っています。 「自走」のために必要なことは、「個人の気づき」と「組織の仕組み」です。 講師の主なコンサルティングスタイルは、クライアントメンバーとともに情報に触れ、分析し、考えるという、アウトプットを創出する一連のプロセスを共有するものです。また、副業である社会人MBA講座の講師としても、知識やフレームワークを与えるだけではなく、生徒にどのように「個人の気づき」を得てもらうかに腐心してきました。 仕組み作りでは、汎用的なフレームワークや他社事例を押し付けるのではなく、クライアントとアウトプットを創出するプロセスを共有しながら、数多くのメーカーへのコンサルティングの現場経験をフルに引用し、個社の違いや課題を、リアリティをもって診断することで、自社にとってふさわしい「組織の仕組み」を支援してきました。 本講座では、技術経営を対象にして、部下の若手技術者を中長期的には研究開発組織を運営できるように育成することを目的に、まず社会人MBA講座の狙いと進め方の紹介を通して技術経営でおさえておくべき事項を整理したのち、なるべく多く,かつ,最新の,大手メーカーのコンサルティングプロジェクトや研修実践事例の紹介を通して技術者育成の考え方や進め方を述べたいと思います。 受講者のみなさん自身にも「気づき」が一つであれば幸いです。
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