品質保証は、GMP関連法規・ガイドの記載内容さえ従っておれば対応できるものではなく、企業自らが稼働性能と品質を継続モニタリングし、潜在リスクを抽出してCAPAを実践し、かつ最新技術を導入していくことで達成し得るものである。こうした最新のGMPの考え方を紹介するとともに、流通過程での品質劣化防止と不正流通の防止を図るGDPについてわかりやすく紹介する。
- GMP制定の背景
- 日本の薬事関連法体系
- 製造販売業と製造業の関係
- 医薬品・医薬部外品とは
- 進化したGMPの考え方
- 品質 (マネジメント) システムとは
- 是正措置/予防措置 (CAPA) とは
- 経営陣 (the management team) とは誰
- ハードに関するGMPの要請
- GMPソフトとは
- 製造部門の業務
- 試験検査部門の業務
- 品質保証部門の業務
- GMP文書と文書管理
- 変更管理と逸脱管理のポイント
- 品質情報処理と回収管理のポイント
- 自己点検のポイント
- 教育訓練のポイント
- GDP (適正流通規範) とは
- GDP制定の背景
- GMPとGDPの融合化が進む
- GDPは誰向けに書かれているのか
- PIC/S GDPの概要
- 日本版GDPの特徴