ガラスにおける接着・接合技術

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本セミナーでは、ガラスを用いた接着技術 (ガラスフリット、低融点ガラスなど) 、 手法の選び方 、 前処理や接着強度向上のポイントについて解説いたします。

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プログラム

ガラスの歴史は非常に古い。しかし、ガラスは今日においても様々な分野に用いられており、我々の生活に欠かすことのできない存在となっている。このように、ガラスという素材が時代を超え幅広く使用されている理由は、その高い透明性、 優れた化学的耐久性&加工性、 高い均質性、 入手しやすく比較的安価という特徴に起因する。そして、このガラスを用いて接着・接合した製品は、高い気密性と高い耐熱性を有することから、主に長期信頼性が要求される用途に用いられる (例; ディスプレイ&電子デバイス) 。しかし、上述性能を最大限に引き出すためには、本素材の特徴と本質理解が極めて重要となる。  本セミナーでは、このガラスの本質およびガラスを用いた接着・接合技術の特徴・基礎・応用について具体的事例を示しながらわかり易く解説するとともに、今後の展開可能性についても述べる。

  1. 被着体としてのガラス表面の特徴
    1. ガラス製造方法
    2. ガラス表面の理想と実態
    3. 実用ガラス表面の化学的性質
  2. ガラスの接着・接合において何がポイントか?
    1. 接着・接合支配因子は?
      1. 界面結合力;機械的・化学的・物理的結合
      2. ガラス材料表面の状態を制御する
        • 清浄表面を得る (洗浄:薬液・プラズマ処理・イオン照射)
        • 表面を粗らす (ブラスト、エッチング)
        • 表面を平滑にする (研磨)
  3. ガラス接着剤と接合技術
    1. ガラス接着剤
      1. 低融点ガラス
      2. フリット・ペースト
    2. 接着方法
      1. 塗布 (スクリーン印刷、 ディスペンス)
      2. 焼成
        • 全体加熱 (電気炉)
        • 局所加熱 (レーザー、 IR加熱)
    3. 接合方法
      1. 陽極接合
      2. 常温接合
  4. ガラスと異種材料との接着・接合方法
    1. ガラスとガラスの接着
    2. ガラスと樹脂の接着
    3. ガラスと金属/セラミックスの接着
  5. ガラスの接着性評価
    1. 強度評価法
    2. 接着界面分析法
  6. ガラスの接着接合技術の応用
  7. まとめと今後の展望

会場

株式会社 技術情報協会
141-0031 東京都 品川区 西五反田2-29-5
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受講料

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