本セミナーでは、検査と品質保証の概要から、目視検査と自動検査の違い、検査結果の効果的活用法、さらには外観検査に使われている機材と利用ノウハウについて分かりやすく解説いたします。
第1部では、外観検査の概要と品質管理のシステム化などについて述べます。 第2部では、目視検査と自動検査の類似点・相違点、それぞれの特徴について示すことで、役割分担や共存の目安を得ます。目視検査の特徴と曖昧さへの対策について説明します。自動検査と目視検査の対比では、どちらかというと前者に比重を置いた説明になりますが、双方の得手不得手を考慮に入れてうまく組み合わせたり、目視検査から初めて徐々に自動化率を高めていくことが、迅速に効果的なシステムを構築する上での1つのポイントと考えています。 第3部では、ヒトの視覚・色覚や外観検査に有用な光学現象について説明します。そして、外観検査でもっとも重要な要件の1つである照明方法について解説します。 第4部では、自動外観検査に使われる画像処理技術の初歩について、概要を入力段階から順に説明します。 第5部では、限度見本や 検査基準の設定から、検査環境を改善し性能の維持・改善を図ること、ケーススタディーによる運用ノウハウなどを説明します。