本セミナーでは、複雑な形状のものの洗浄、微細な汚れの除去などを可能にする超音波洗浄について基礎から解説いたします。
また、洗浄工程の改善、洗浄トラブルへの対応、洗浄装置の設計・開発の実際とノウハウについて、事例を交えて解説いたします。
製造工程にとって重要な洗浄。機械加工の工程や表面処理の工程など、製品への付加価値レベルの向上に伴い、洗浄技術は大変重視されるようになりました。 しかし、現状の洗浄状況は、IT技術・3Dプリンター・ナノテクノロジーの普及等と比べると、大きな改善・変化が起きていません。洗浄後の汚れが再付着する状況や洗浄物の違いによる洗浄状態のバラツキ、乾燥後のしみの発生など、性能を低下させる原因やクレームになる事例は多く、洗浄工程の考え方や改善方法等は、非常に重要な事項だと言えます。 本セミナーでは洗浄のメカニズムや基本的な知識についてわかり易く解説するとともに、講師の長年におよぶ洗浄実験から得られた洗浄のテクニック (水槽設計・製造、マイクロバブルの利用、キャビテーションと音響流の最適化技術、洗浄中の表面弾性波測定技術等) トラブルシューティング、アルミ部品・大型材料の表面処理事例等について紹介します。