有用性化粧品の開発における評価技術

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会場 開催

本セミナーでは、皮膚のメカニズム・計測方法から、有効性の評価手法、製品事例や新手法も含めて解説いたします。

日時

開催予定

プログラム

第1部「保湿およびアンチエイジング化粧品の評価技術とその手法」

(2018年2月19日 11:00~12:15)

 なぜ皮膚は乾燥するのか、なぜ年をとるとシワやたるみができるのかのメカニズムを詳細に解説し、これらをヒトの皮膚で評価する具体的な手法を解説する。また、最近は化粧品だけでなく医薬部外品でも抗シワを謳う製品が発売されており、抗シワ表記をするためのガイドラインの解説を行う。これから化粧品のin vivo評価を行う人向けに機器の紹介を交えてわかりやすく解説します。

 In vivo評価をするための機器の紹介と具体的な手法を説明するため、これから化粧品の有効性評価を行う受講者にはすぐに使える技術として習得することができる。

  1. 保湿メカニズムとin vivo評価方法
  2. シワ・たるみメカニズムとin vivo評価方法
  3. 抗シワ製品のガイドライン概説
  4. 皮膚計測の独自評価方法の紹介
  5. まとめと今後の展望

第2部「色素沈着メカニズムおよび美白剤の評価技術と手法」

(2018年2月19日 13:00~14:15)

 顔などに生じるいわゆるシミ、ソバカスや日焼けによる色素沈着は、女性にとって美容上非常に大きな悩みの一つであり、これらの防止・改善に対する関心は非常に高い。そこで皮膚色素トラブルを防止・改善することを目的とし、近年、様々な美白剤が開発されている。  本セミナーでは今までに明らかにされてきた色素沈着のメカニズムについて解説し、これまで開発されてきた美白剤およびその作用メカニズムについて紹介するとともに、美白剤開発において必要となるin vitro、in vivo評価方法について紹介する。

  1. 色素沈着メカニズム概説
    1. メラニン生成の鍵酵素
    2. メラノソーム関連蛋白
    3. 転写調節因子
    4. メラノソームの移送
    5. メラノサイト刺激因子
    6. 色素沈着メカニズム:in vitro評価法
    7. 色素沈着メカニズム:in vivo評価法
  2. 各種美白剤とその作用機序
    1. チロシナーゼ阻害作用を有する美白剤
    2. メラノサイト刺激阻害作用を有する美白剤
    3. その他作用を有する美白剤
  3. まとめと今後の展望

第3部 日やけ止めの評価とその手法 - 侵襲 / 非侵襲 / 製品への応用 -

(2018年2月19日 14:30~15:45)

 日やけ止めの使用目的は、言うまでもなく肌を紫外線から防御するというものです。また日やけ止めは、化粧品の中でもその機能を数値で表示することのできる、ある意味特殊な製品カテゴリーでもあります。  本講演では、紫外線や日やけ止め製剤の基礎知識、および日やけ止め効果を評価する手法についてお話しさせて頂きます。日焼け止め効果を評価する一般的な方法としては、SPF測定がありますが、この方法は侵襲で測定するため、ヒトへの負担がかかる、測定に時間がかかるなどの課題もあります。これらの課題を解決するための、非侵襲の新たな評価手法について、応用事例なども含めてご紹介させて頂きます

  1. 紫外線の基礎知識
  2. サンスクリーン製剤とは
    1. 紫外線吸収剤と紫外線散乱剤
    2. サンスクリーン製剤化技術
    3. サンスクリーン製剤の規制
  3. サンスクリーン製剤の評価手法
    1. SPF/PA評価
    2. 耐水性評価
    3. in – vitro 評価
  4. 新たな非侵襲評価手法
    1. 測定原理
    2. 新手法を用いた測定例
  5. 今後の展望

会場

江東区役所 商工情報センター (カメリアプラザ)
136-0071 東京都 江東区 亀戸2-19-1
江東区役所 商工情報センター (カメリアプラザ)の地図

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