第1部「マーケティング計画におけるパッケージデザインの役割」
(2018年1月18日 10:30~12:30)
- 4Pにおけるパッケージデザインのポジショニング
- 消費財 (化粧品) におけるマーケティングの4Pの解説
- 製品開発におけるマーケティングの役割
- 製品コンセプトとパッケージデザインとの関係
- 製品のコンセプトをどのようにパッケージで伝えるか
- 機能性とエモーショナル性の組み合わせ方
- 製品ストーリーの重要性とその見える化を図る方法
- 国産化粧品と外資系高級化粧品の手法の違い
- ターゲット顧客とパッケージデザイン
- ターゲット顧客をどうやって設定するか
- ターゲット顧客にアピールするパッケージとは
- サイズ・カラー・素材・機能の選別
- パッケージデザインと購買行動の関係
- 広告表現におけるパッケージの使い方
- 店頭購買行動におけるパッケージのインパクト (消費財におけるビジュアルインパクトの意味)
- 購買行動のマーケティング的解説 (世界の市場における購買行動の国民性の違い)
- パッケージデザインの決定と消費者調査
- どうやって消費者に受け入れられるパッケージを決定するか
- 消費者トレンドの把握
- 消費者調査の種類と目的による使い方
- 消費者調査のプロセス
- 消費者調査によるパッケージデザインの変更例
- 米国化粧品会社の分野別 (スキンケア メークアップ フラグランス) ポリシー
- 世界のトップ化粧品会社の経営者のパッケージデザインに対する考え方 -
第2部「色彩と質感から見た魅力ある化粧品パッケージ」
(2018年1月18日 13:15~15:15)
工業製品において色彩以上に材質 (マテリアル) や表面処理が注目を集めている。化粧品は効果効能の価値と共にイメージによる価値が重視される商品である。その意味では、工業製品以上に容器のデザイン・カラー・材質・テクスチャー・質感には気を配らなければならない。
そこで、色彩と材質・質感の心理的な見方をベースにして,ある製品コンセプト、ブランド・コンセプトをパッケージ・デザインとして表現するための方法をまとめる。化粧品に求められるさまざまなコンセプト・イメージを、ユーザーに的確に伝えることができるカラー表現・質感表現をパターンして示す。
- パッケージの色彩がもたらす心理的な効果
- 色彩を整理する基準
- 識別の効果を生む色相
- 印象を左右するトーン
- 色彩による心理的効果
- 色彩の連想イメージ
- カラーイメージはどのように捉えられているか
- 化粧品容器色のイメージ分析例
- 化粧品容器の材質とその質感
- 化粧品容器の材質の持つイメージ
- 加飾によるイメージ訴求
- 色彩と質感によるパターン分類
- 化粧品容器に求められる訴求イメージとは
- コンセプト・パターン
- 可愛い /プリティ
- 元気 /カジュアル
- 刺激 /ダイナミック
- 清楚 /ロマンチック
- 優雅 /エレガント
- 豪華 /ゴージャス
- 自然 /ナチュラル
- 丹念 /クラシック
- 静謐 /シック
- 本格 /ダンディ
- 正統 /フォーマル
- 清潔 /シンプル・クリア
- 爽快 /クールカジュアル
- 先進 /モダン
- ブランドらしさとパッケージ
第3部「ブランド価値を創造する化粧品デザイン」
(2018年1月18日 13:30~15:20)
感じるだけでなく、想像をかき立てる。ポーラのプロダクトデザインが目指すのは、見る人の心を揺さぶること。シンボリックな造形の中に、非日常を美しく魅せ、美しい未来への想像をかき立てる。そんな心に響くデザインストーリーをいちばん大切にしています。デザインのジャッジは高揚感があるか、ないか。化粧品のパッケージは、すべての女性に高揚感を届けるものであるべき。毎日使うものだからこそ、利便性は大切ですが、それだけでは不十分。パッケージを見たり、触れたりした女性たちが「キレイになれそう」「早く使ってみたい」と前向きな気持ちがあふれるような、新しいパッケージを探求しています。
創業時から現在まで脈々と伝承されてきたポーラのデザインを紹介するとともに、特徴的なポーラのデザイン開発を通して、心に響くデザインストーリーをいかに包装・加飾技術を駆使しながら具現化し、ブランド価値を高めているかを紹介します。
- ポーラについて
- 拘りの「モノ」づくり ~視覚・触覚・聴覚~
- 素材・加工技術に拘った容器開発
- 使用性 環境対応
- 心地よい音の開発
- ブランディング
- デザインフィロソフィー
- ポーラのデザイン
- 伝える「コト」づくり
- デザインコンセプトづくり
- 開発プロセス・開発事例