プレフィルドシリンジ・キット製剤の開発と使いやすさ向上

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プログラム

第1部. 痛みの客観的定量評価法と注射針穿刺の低浸襲化を目的としたマイクロ無痛針の開発

(2018年2月6日 10:30〜12:30)

 本講座では、ほぼ無痛で血液を採取することが可能な「雌蚊の血液吸引メカニズムを模倣」して設計された血液採取デバイスの開発についてお話しします。特に同開発を通して得られた要素技術である、難加工材でありながら生体適合性を有するチタンでの「無痛針」の創製技術について解説します。また痛みの定量化手法についても言及し、注射針穿刺の低浸襲化を目的としたマイクロ無痛針の開発も解説する。  ウェアラブル健康監視システムにより日々の健康管理を通して予防医療が可能となり、さらに極細管創製技術で創製された、ほぼ蚊の口と同サイズの「世界最小の金属製の注射針」は糖尿病予備軍数を含む糖尿病患者の方々にも、負担軽減に効果を発揮するでしょう。ウェアラブル健康監視システムの実現は、患者の方々のみならずご家族にも福音となるでしょう。

  1. 要素技術
    1. 穿刺機構について
    2. 極細管創製技術
  2. 痛みの客観的評価法に基づく新しい無痛針の開発
    1. 痛みの客観的評価法
      • 間接的手法
      • 直接的手法
    2. 痛みの客観的評価法による針の設計
      • 異形針
      • 中実針
  3. バイオセンサシステム
  4. 機能性を有する極細管/針
    • ピンポイント領域での測定が可能なpHセンサーの開発
  5. まとめ

第2部. 使いやすさを考慮したオートインジェクターの開発事例

(2018年2月6日 13:15〜13:45)

 本講座では、ほぼ無痛で血液を採取することが可能な「雌蚊の血液吸引メカニズムを模倣」して設計された血液採取デバイスの開発についてお話しします。特に雌蚊と同等な吸引能力を有するマイクロポンプ、機能性薄膜アクチュエータ創製技術、の開発についてご紹介いたします。また開発において新たな問題提起を行い、さらなるインジェクターの要となる新規バルブレスマイクロポンプの開発についても言及します。

  1. 種々のマイクロポンプの機能について
    1. 圧電振動型ポンプ
    2. 形状記憶合金マイクロポンプとその設計因子の探索
  2. 機能材料創製手法の開発
    1. 実験計画表による因子選定
    2. 最良因子による最適化
    3. 薄膜創製手法について
  3. 機能性を有する極細管/針
    • 小型化を目的としたポンプ機能を有するバルブレスマイクロポンプ

第3部. 薬剤師からみたプレフィルド・キット製剤等の使用の現状と求めるデザイン、使いやすさ

(2018年2月6日 14:00〜15:30)

第4部. 麻酔科で使用されるプレフィルド/キット製剤の実際と求めるデザイン、使いやすさ

(2018年2月6日 15:45〜17:15)

 プレフィルド/キット製剤の必要性と求めるデザインに関して、臨床現場での経験を踏まえて臨床医の立場から説明します。

  1. プレフィルド/キット製剤について
    1. プレフィルド/キット製剤とは
    2. 日本国内におけるキット製剤
    3. プレフィルド/キット製剤の利点
    4. プレフィルド/キット製剤の欠点
  2. 麻酔科で頻用される薬剤
    1. オピオイド鎮痛薬
    2. 鎮静薬
    3. 循環作動薬
    4. 降圧薬
    5. その他の薬剤
  3. 理想のキット製剤
    1. キット製剤に向いている薬剤
    2. キット製剤に不向きな薬剤
    3. キット製剤に求めるデザイン/使いやすさ
  4. 終わりに
    1. 痛くない注射のコツ
    2. 医療の費用対効果
    3. まとめ

会場

株式会社 技術情報協会
141-0031 東京都 品川区 西五反田2-29-5
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