本セミナーでは、化粧品を流通するにあたって必要不可欠な品質管理のポイントを成分規制の観点に重点を置いて説明いたします。
規制緩和といわれたポジティブリスト・ネガティブリスト制の制定から18年、化粧品GMPとしてISO22716が業界自主基準として採用されてから10年が経ち、化粧品の品質管理はマニュアル化されてきたように見えます。しかし、化粧品の品質管理には法的な規制だけでなく、成分の化学的性質や規制に関する知識が必要です。様々なチェック漏れを原因とする化粧品の自主回収の報告は後をたちません。いざ回収となると回収コストがかかるだけでなく、自社ブランドに大きなダメージを与えます。 本講座では化粧品の自主回収事例から、回収にならないための品質管理のポイントを成分チェックの観点からお話ししていきます。また、海外からの輸入における各国規制に基づいたチェックポイント、品質管理のための成分分析を自社または試験機関で行う際のチェックポイントなどについても取り上げますので、品質管理のクオリティ向上を低コストで実現させるための一助とすることが可能です。