エネルギーおよび環境の問題からも、今後きわめて重要になるのがメタン (天然ガスの主成分) と二酸化炭素です。 弊社では、2017年9月に工業用触媒分野で幅広い知見を有す室井髙城氏による「 触媒からみるメタン戦略・二酸化炭素戦略 」と題する書籍を発行いたしました。その出版を記念し、当セミナーを開催いたします。招待講演と致して、2017年に石油学会賞を受賞された東京工業大学の馬場俊秀先生に、メタンの直接酸化に望まれる触媒性能に関してお話いただきます。室井氏には工業業的な視点からのメタン利用、二酸化炭素削減・利用のお話をいただき、今後の日本の化学産業に必要な開発テーマを摸索します。
(2018年1月24日 10:30~12:00)
講演では、Olah のメタン転化反応に関する研究成果に基づき、その結果を固体触媒反応に展開した、メタン転化反応に関する内容に力点を置きます。また,メタンからメタノールの生成反応についても発表します。
(2018年1月24日 13:00〜16:30)
太陽光を用いた水素製造などの再生可能エネルギーを用いた化学品製造と二酸化炭素を原料とした化学品製造が究極の目標であるが実現は2050年〜2070年と考えられる。後、30 – 50年先である。一方、二酸化炭素を排出する石炭は使用が制限され、局在化している石油は世界的な産業の発展とモータリゼーションにより需要は増加し、かつての低価格での供給は困難となる。二酸化炭素の排出量も低減することはできない。そのような環境の中で世界的に化学品原料として天然ガスが注目されている。米国の化学産業は安価なシェールガス含有エタン分解による巨大なエチレンプラントが2017 年から稼働を始める。天然ガスに含有するメタンを改質した合成ガスを原料としたメタノールからのプロピレンの製造も計画されている。中国ではシェールガス由来のメタノールを輸入しエチレン、プロピレン、芳香族の製造が具体化しはじめた。地球温暖化対策には二酸化炭素の削減と利用を進めなければならない。
「 触媒からみるメタン戦略・二酸化炭素戦略 」の書籍を同時に購入いただくと、
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また、2名以上同時申込で全員案内登録をしていただいた場合、2名様目以降は半額 (税込 22,500円)となります。
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