塗装やコーティング、めっき、フィルム製造工程で発生するゴミ、ホコリ、異物不良は、製造コストを著しく上昇させ、収益を圧迫します。
今回は、粗大粒子のゴミ、異物をダイレクトに現場で「見える化」する手法を軸に、塗装現場などで応用できる対策ノウハウをご紹介します。悪さ加減が見えるようになると、対策が取りやすくなります。製造工程の歩留りアップにお役立ていただけるものと存じます。
- 異物不良による会社の痛みを「見える化」するには?
- 損失金額を明らかにして、全員で会社の痛みを覚える
- どんな改善効果が得られるか?
- 不具合の発生状況を“見える化”するには?
- 不具合成績の「見える化」 → グラフの作り方
- 歩留まり、直行率、不良率の違いと、有効な追跡指標はどれか?
- どこで不具合が発生しているのかを“見える化”するには?
- 不具合原因の「見える化」ツールとは?
→身近な生活用品によるゴミ・ブツの「見える化」ツールを紹介します。
実際の可視化装置の効果を会場で実演します。
- ラベルシート
- ダストサンプラー
- スモークマシン
- ネブライザー
- HIDライト
- LEDライト
- グリーンレーザーシート光源
- Dino-Lite Digital Microscope
- 粗粒子パーティクルセンサ など
- 現場の「見える化」実験
気流の見える化
- 浮遊ゴミの見える化
- 塗装前の被塗物の表面に付着するゴミの見える化
- 帯電したホコリの見える化
- レーザー可視化装置による発塵現象の観察実演など
- ゴミ、異物不良を撲滅する具体的対策とは
- 基本的な考え方は「囲う」「捕捉する」「発生源を取り除く」
- 樹脂ネットと金網のゴミ捕捉メカニズムと効果的な設置方法
- ゴミ・ブツ付着のメカニズムを知る
- 床面からの発塵とその対策
- →掃除の仕方、床からの高さとホコリの量の関係に注意
- 工場全体の給排気の考え方
- 塗装用スーツの取り扱い方
- 塗料中のゴミの観察方法
- 静電気とゴミとの関係
- ゴミ・ブツ対策の極意
- 結果にはかならず原因がある
- まず、やってみる。なんでも良いから
- やってだめなら、視点 (やり方) を変える
- “見える化”で問題を共有化する