わくわく感、楽しさの測り方、評価の仕方

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会場 開催

本セミナーでは、「嬉しい、楽しい、わくわく」などの感性価値の定量化、評価について詳解いたします。

日時

開催予定

プログラム

第1部. 「わくわく感や楽しさの心理学的測定法」

(2017年12月8日 11:00〜13:00)

 「うれしかった」「楽しかった」「またやってみたい、来てみたい」というポジティブなユーザ経験 (UX:User Experience) をより高い水準にすることは、スマートフォンなどの新製品を手にするまでの期間やそれを試してみる期間、エンタテイメントなどのサービスについては上質でわくわくするようなサービスを経験する時をさらに増やし、製品やサービスの購入や反復利用を促進する効果を持っています。  この講座では、そうした経験値を測定するための心理学的方法を学ぶものです。時間的関係から十分な実習は行えませんが、代表的な最新の手法についてご紹介したいと思います。

  1. 心理学的尺度について
  2. 評定尺度の基本的知識
  3. ユーザ経験の基本的枠組み
  4. ユーザ経験の評価法
    1. リアルタイム法 ESM (Experience Sampling Method)
    2. 記憶想起法 CJM (Customer Journey Map)
    3. UXカーブ/グラフ (UX Curve/Graph)
    4. ERM (Experience Recollection Method)
    5. SD法 (Semantic Differential Method)
  5. 評価データの使い方

第2部. 「わくわく感、楽しさの官能評価と生理・脳機能との関係」

(2017年12月8日 13:15〜16:45)

 わくわく感や楽しさは、日常的には“何となく”感じているもので、常に明確に意識されるわけではありません。このような内容を言葉で表現する「官能評価」の通常の手法や解析には限界があります。さらに、「ひと」と「もの」や「こと」とのかかわりの中で、時間的に変化していくわくわく感や楽しさを、最後の評価結果で本当にその実情を表現していることになるのでしょうか。  これらの2つの視点から、今後の官能評価の可能性について生理・脳機能測定との関係からお話しします。

  1. 官能評価概論
    1. 官能評価の全体像
    2. 「役に立たない」官能評価
    3. “何となく”の潜在性
    4. 物理的属性との紐付け
  2. 生理・脳機能測定
    1. “わくわく感“を測る
    2. 測定体験実習
    3. 測定機器の紹介
  3. “何となく”の見える化手法
    1. 言葉の裏に潜む“何となく”
    2. インタビューの新たな解析手法
    3. 生理・脳機能測定の役割
  4. 時系列官能評価手法
    1. 時間強度法の問題点
    2. TDS法の問題点
    3. 時系列解析のための多変量解析
    4. 結婚式などのイベントの感動曲線
    5. 曲線描画法の可能性
    6. 生理・脳機能測定との関係の解析
    7. 時間的変化ととらえることの価値
  5. 最後に

会場

株式会社 技術情報協会
141-0031 東京都 品川区 西五反田2-29-5
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