(2017年11月21日 10:00〜11:30)
多くの企業が新規事業開発に取り組んでいるといっても過言ではないと思う。しかしながら、それら新規事業の開発がうまくいく可能性はそう高くはないという現状があると言われる。 本講演では、新規事業開発を進めるうえでその確実性を少しでも高めるために、重要な要素であるテーマ選定から開発の進め方について、筆者の経験も含めた幾つかの事例から、必要であると思われるポイントを抽出し、それを基に望ましいあり方を示してみたい。新規事業開発を担当、推進される方にとって、事例から得られた幾つかのヒントが自らの今後の活動に役立つことを期待する。(2017年11月21日 12:15〜13:45)
グローバルの視点で見ると、アメリカ企業が圧倒的にイノベーションの成功者として上位を占めている。 グローバルトップ企業では、どのように新規事業開発テーマを見いだしているか、どのような施策を実施し、研究開発者がどのような視点・意識で研究開発に取り組まなければならないかを説明する。また、それを支える企業文化や仕組みについて実例で紹介する。失敗事例から新規事業開発テーマへ繋がるケースにおいても、上記の施策・企業文化や仕組みについて理解して置く必要がある。失敗から学び、新規の事業テーマに昇華していくことは、研究開発者にとっての醍醐味である。今講演では、グローバル企業での具体例を聴講者の実務に役立つように詳説する。
(2017年11月21日 14:00〜15:30)
新規事業の中止・撤退事例について、その原因を分析するとともに、失敗しないために必要な要件として、競争優位性と組織マネジメントを取り上げて考察する。競争優位性としては、知的財産権、コスト競争力、技術プラットフォーム、ビジネスモデル等について、事例をもとに解説する。
(2017年11月21日 15:45〜17:15)
失敗を恐れずにどんどん新しいことにチャレンジすべきという、各企業の経営者からの叱咤激励はあるものの、実際はチャレンジの多くは失敗し後始末など様々な問題も発生します。出来ることなら、多くを成功させたいものです。失敗しないように管理を強化すれば小さな事業しか生まれませんし、前例のないような取り組みでは評価も難しくさらに失敗する可能性も大きくなります。ここでは、過去の失敗事例をいくつか紹介し、そこからどう学び、どう新規事業につなげていけばよいのか、ぜひ皆様と一緒に考えてみたいと思います。