UV硬化技術の基礎と光硬化開始剤の設計と選択方法

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光硬化技術は、省資源、省エネルギー、高生産性、環境保全などの実用的な観点から優れた技術であり、様々な用途に広く利用されています。光硬化開始剤の特性が光硬化の効率や最終生成物の特性を決定する大きな要因となっているため、各用途で求められる特性を満足するためには、光硬化開始剤の選択と適切な使用が重要です。  本講演では、光硬化技術の基礎および代表的な光硬化開始剤の種類と特徴について概説し、用途に適した光硬化開始剤の設計と選択法について分かりやすく解説します。

  1. はじめに
    1. 光硬化技術 (その利点及び用途)
    2. 感光波長と露光光源
    3. 光硬化樹脂組成物
    4. 光硬化に利用される反応の機構とその特徴
  2. 光硬化開始剤の役割と要求項目
    1. 光硬化特性を決定する因子
    2. 光硬化開始剤への要求特性
    3. 光硬化開始剤に必要な2次特性
  3. 光硬化開始剤の特徴 – ラジカル硬化型I
    1. アセトフェノンの光反応機構
    2. 代表的なアセトフェノン型光硬化開始剤の種類と特徴
    3. α – アミノアセトフェノンの光増感反応の利用と増感剤の選定
    4. 他の単分子開裂型光硬化開始剤の種類と特徴
  4. 光硬化開始剤の特徴 – ラジカル硬化型II
    1. 分子内水素引抜型光硬化開始剤の特徴
    2. 分子間水素引抜型光硬化開始剤の特徴
    3. 分子間電子移動型光硬化開始剤の特徴
  5. 光硬化開始剤の特徴 – カチオン硬化型
    1. 光カチオン硬化開始剤の種類
    2. オニウム塩型光カチオン硬化開始剤の光反応機構
    3. オニウム塩型光カチオン硬化開始剤の特徴
    4. オニウム塩の光増感反応の利用及び増感剤の選定方法
  6. 光硬化開始剤の最適使用法 – 阻害要因及び2次特性を考慮した選定
    1. 表面硬化性 (酸素阻害) – ラジカル硬化
    2. 内部硬化性
    3. 陰部分の硬化
    4. 着色 (黄変) 、臭気、アウトガス
  7. おわりに
    1. 光硬化開始剤の選定における問題点と課題
    2. まとめ

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ドーンセンター
540-0008 大阪府 大阪市 中央区大手前1丁目3-49
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