本セミナーでは、高剪断加工技術の基礎から解説し、非相溶性ポリマーブレンドのナノ混合化と相溶化、各種フィラーのポリマーへのナノ分散化、構造制御の実際について詳解いたします。
世界に先駆けて開発した高せん断成形加工技術を用いることにより、従来不可能だった非相溶性ポリマーブレンドのナノ混合化、さらにはカーボンナノチューブに代表されるようなナノフィラーのポリマー中へのナノ分散化が可能となり、多様な新規ナノコンポジット材料が創出できるようになりました。 本講演では、高せん断成形加工により形成されたナノ構造の科学的実証を行うと共に、この技術を用いて作製した先端材料としてガラス代替透明プラスチック材料、金属代替高強度軽量化素材 (CFRP) 、ウエアラブル端末用デバイスやセンサー向けの伸縮自在電極材料、レアメタル代替材料、バイオマス由来エコマテリアルなどを紹介致します。 ポリマー系材料をベースに最先端材料の開発をしている研究者、もしくは生産現場等でもナノ~サブミクロンレベルの粒子をポリマーに分散させたいと渇望されている技術者の方に最適だと思われます。是非、このセミナーを受講された上で、高せん断成形加工の優位性を御理解頂き、気軽に弊社に試作依頼をして頂ければ幸甚です。新材料の共同開発のお手伝いもさせて頂きます。 最近、各種フィラーを多様なポリマーに分散させて新規ナノコンポジットを創製したいとのニーズが多様な産業分野で叫ばれております。しかしながら、フィラーのポリマーへの分散は容易ではありません。換言すれば、これを可能にしたのが高せん断成形加工技術だと思います。分散技術は歯科材料開発や医療機器向け素材の開発からタイヤ製品の開発まで多様な産業分野で求められている技術です。