本セミナーでは、自動車騒音・振動対策と防音・制振材料について詳解いたします。
昔の自動車に比べ、現代の自動車は静かになっていると実感できていると思います。騒音・振動対策は品質、質感の向上に寄与してきています。その間、単に、静粛性の向上をしてきただけではなく、各時代の要請 (出力向上、運動性能向上、排ガス規制、リサイクル、衝突安全性の向上、材料の使用規制、CO2排出削減など) との両立をはかりながら進化してきています。静粛性能に、制振材・防音材や、これらの機能を含む内装も一翼を担ってきており、時代の要請に応えながら質感向上に寄与できてきました。しかし、電気自動車の将来の広がりや自動運転に注目が集まるなど、自動車業界を取り巻く環境はさらに変化していきそうです。これらの環境の変化に、さらに対応していく必要がでてきている気がいたします。 本セミナーでは、これらを踏まえ、自動車騒音・振動対策と防音・制振材料についてCAEも含めて考え、現状認識をあらたにし、将来展望について考えたいと思います。