GMPでは、規定された多数の文書・記録の作成保管が義務付けられている。それらには、完全性が求められ、悪意の有無を問わず改ざんを疑われないものでなければならない。最近、製薬業界等で、改ざんの発覚により行政処分を受けたり、会社の信頼を損なった案件が散見される。GMPにおいては、記録が製品品質の基本であり、記録方法を知らなかった、勘違いしていたでは済まされないのである。GMP文書作成の基本をしっかり身に付けたい。
- GMP文書とは
- GMPの三原則
- 文書体系
- 文書管理責任者
- 文書の保管
- 文書の識別
- 管理番号の附番
- 文書リスト
- 作成すべきGMP文書
- 製品標準書
- 記載すべき事項
- 製造指図記録書様式 (版の管理)
- 基準書類
- 三大基準書
- その他基準書類
- PIC/S GMPガイドにおけるGMP文書
- 必要な文書・記録の種類
- 文書記録の要件
- GMP製造指図書の作成方法
- 指図書の記載事項
- 指図記録書
- 見やすい製造指図書とは
- GMP基準書・手順書の作成方法
- 手順書は誰が作成し承認するのか
- 手順書改訂時の留意点
- 最新版管理
- 配付先管理
- ビジュアル化
- 手順書の例 (外観目視検査)
- 悪い手順書の例
- ヒューマンエラー対策 (モラル対策)
- GMP記録書の記載方法
- 記入方法
- 記載内容不備の際の修正方法
- 印鑑,サインの登録
- 正しい記録方法の教育
- 製造指図記録の承認と工程進行
- ログブックとは
- 記録改ざん等の不適切事例から学ぶデータインテグリティ
- GMP適合性調査
- 行政 (都道府県) による文書・記録確認手順
- 指摘事項例