CFRPの表面処理とマトリックス樹脂との含浸性向上技術

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本セミナーでは、CFRPの表面処理について取り上げ、ぬれ性の改善のための炭素繊維改質方法、耐衝撃性向上のための最適設計のポイントを解説いたします。

日時

中止

プログラム

第1部 熱可塑性CFRPに向けたマトリックス樹脂の含浸性改善と耐衝撃性向上

(2017年12月13日 10:30〜12:00)

 熱可塑性樹脂は溶融粘度が高いため、連続炭素繊維への含浸を解析的に予測する手法と、樹脂含浸工程を同時に行う手法について解説する。

  1. はじめに
  2. PPの修飾とCFRPへの応用
    1. PPのフェノール修飾
    2. フェノール修飾PPの構造と物性
    3. フェノール修飾PPを用いたCFRPの剛性・強度
  3. PPへのナイロンのグラフト共重合とCFRPへの応用
    1. グラフト共重合物の物性
    2. PP – ナイロングラフト共重合物を用いたCFRPの曲げ特性
  4. 反応性可塑剤/エンジニアリングプラスチック系CFRP
  5. 樹脂 – CF間の接着性とCFRPの耐衝撃性
  6. コストダウン・軽量化のためのサンドウィッチ化
  7. 賦形:スタンピング成形
  8. 性能比較:熱可塑性CFRPvs金属材料vs熱硬化性CFRP

第2部 CFRPの長期耐久性評価のための加速試験

(2017年12月13日 12:45〜14:15)

 CFRPは航空機や船舶、車両等、過酷な環境の下で高い信頼性が要求される機械構造物に使用されつつある。CFRPを安全安心に使用するためには、その長期耐久性を正確に予測する技術が必要である。本講座では、CFRPの長期耐久性評価のための加速試験について紹介する。

  1. 熱硬化性エポキシ樹脂
    1. 複合材料への適用例
    2. 特長
    3. 硬化剤の種類と反応機構
    4. 変性手法
  2. 熱可塑性樹脂
    1. 熱可塑性エポキシ樹脂の反応機構と特性
    2. 現場重合ナイロンの反応機構と特性
  3. 新規マトリックス樹脂
    1. クリープレスエポキシの反応機構
    2. クリープレスエポキシの特性

第3部 CFRPの長期耐久性評価のための加速試験

(2017年12月13日 14:30〜16:00)

 CFRPは航空機や船舶、車両等、過酷な環境の下で高い信頼性が要求される機械構造物に使用されつつある。CFRPを安全安心に使用するためには、その長期耐久性を正確に予測する技術が必要である。本講座では、CFRPの長期耐久性評価のための加速試験について紹介する。

  1. はじめに
    1. 加速試験の必要性
    2. マトリックス樹脂から見たCFRP
  2. 時間 – 温度換算則
    1. 樹脂の粘弾性と時間 – 温度換算則
    2. CFRPの強度への時間 – 温度換算則の適用
  3. 耐久性加速試験
    1. 加速試験の概要
    2. 加速試験の適用条件
    3. 加速試験の手順
    4. 加速試験の適用例
  4. おわりに

会場

株式会社 技術情報協会
141-0031 東京都 品川区 西五反田2-29-5
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