熱可塑性エラストマーについて、分子設計からナノ凝集構造、物性制御まで講述します。また、高分子 (鎖状分子) のゴム弾性の基礎やナノ凝集構造解析法 (小角X線散乱法、電子顕微鏡法、原子間力顕微鏡法など) 、ミクロ相分離構造と変形下の挙動 (シンクロトロン小角X線散乱法による研究) 、熱可塑性エラストマーの市場と用途展開等について、基礎から最近の最先端の話題まで講義します。
- はじめに
- 熱可塑性エラストマーとは?
- 熱可塑性エラストマーの分子設計
- エラストマーの基礎 (化学と物理)
- 高分子 (鎖状分子) の統計力学
- ゴム弾性の基礎
- 熱可塑性エラストマーの構造と力学物性
- 構造解析の基礎
- 小角X線散乱法
- 電子顕微鏡法
- 原子間力顕微鏡法など
- 力学物性測定の基礎
- 動的粘弾性の基礎
- 結晶性熱可塑性エラストマー
- ゲルやマイクロエマルジョン (溶媒で膨潤した熱可塑性エラストマー)
- ミクロ相分離型熱可塑性エラストマーの構造と力学物性
(ブロックコポリマー型)
- ミクロ相分離構造と変形下の挙動 (シンクロトロン小角X線散乱法による研究)
- Case 1: 球構造を形成するブロック共重合体の場合
- Case 2: Gyroid 構造を形成するブロック共重合体の場合
- Case 3: ラメラ構造を形成するブロック共重合体の場合
- Case 4: セグメント化ポリウレタン
- 熱可塑性エラストマーの市場と用途展開
- 市場規模
- 用途の現況
- 新規用途展開と将来性