水俣条約発効による最新の水銀に関する規制と対応技術を学ぶ

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プログラム

2017年5月18日付で、「水銀に関する水俣条約」の締約国数が50か国に達し、規定の発効要件が満たされたため、本条約は2017年8月16日に発効した。それを受け、日本では国内法である「水銀による環境の汚染の防止に関する法律」 (略称:「水銀汚染防止法」) の制定、および関係法令の改正が行われた。  本セミナーでは、水銀除去の現状と今後、特に水銀規制をビジネスチャンスと考える視点を、IHテクノロジーの幾島賢治氏にお話しいただく。さらに水銀処理の最前線で活躍されている野村興産の岩瀬博樹氏に水銀関連法令として廃掃法の施行令改正を中心にお話いただく。  技術に関しては、愛媛大学 八尋秀典 氏に、最新の研究動向全般を、岐阜大学 神原信志 氏 に燃焼プロセスにおける水銀発生機構と除去技術に関するお話を、ダイソーエンジニアリング 管 伸治 氏には具体的な技術として、大気・排水中の水銀除去技術についてダイソーエンジニアリングの管伸治氏にお話しいただく。

講演1. 水銀除去の現状と今後

(2017年12月8日 10:00~11:00)

簡易で安価で、石油製品に含まれる水銀化合物 (有機・無機・イオン) を常温、常圧で除去できる水銀除去装置を開発し、既に国内で20基が稼動している。現在、オマーンの天然ガスからの水銀除去を現地で実証実験をしている。

講演2. 水俣条約発効に伴う廃掃法施行令等の改正と水銀廃棄物の適正処理

(2017年12月8日 11:00~12:00)

水俣条約発効に伴う廃掃法施行令等の改正について解説するとともに、水銀廃棄物の適正処理のために事業者が対応すべき点について説明する。

講演3. 石油中の水銀除去技術の研究最前線 (研究分野の現状)

(2017年12月8日 13:00~14:00)

水溶液中からの水銀除去は安価で簡便な吸着法が利用されており、その報告例は多い。本講演では石油製品中の水銀を吸着法で効率よく除去するために必要な吸着剤の特性および技術について、水溶液中の水銀吸着除去法との比較を交えながら概説する。

講演4. 燃焼プロセスにおける水銀発生機構と除去技術・最新装置動向

(2017年12月8日 14:00~15:00)

石炭や廃棄物を燃焼した時の水銀のプラント内分配挙動および水銀排出濃度の予測手法について解説する。また、水銀除去に関する最新の研究および装置開発の動向を紹介する。

講演5. 大気・排水中の水銀除去技術

(2017年12月8日 15:00~16:00)

当社が親会社より引き継いだ気相または液相中の水銀除去技術を環境対策や有用物のリサイクルに展開した実例を説明する。併せて改正大気汚染防止法に対応するためのアイデアを紹介して、受講者の理解を深める。

会場

中央大学 駿河台記念館
101-0062 東京都 千代田区 神田駿河台3丁目11−5
中央大学 駿河台記念館の地図

受講料

案内割引・複数名同時申込割引

シーエムシーリサーチからの案内をご希望の方は、割引特典を受けられます。
また、2名以上同時申込で全員案内登録をしていただいた場合、2名様目以降は半額 (税込 24,500円)となります。

アカデミック割引

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