第1部 自動車内装における高品質の取り組み
~触感を中心とした五感の定量化と設計技術~
(2017年12月8日 10:30~11:40)
バブル全盛期を境に注目されている内装の高品質化は、最近益々注目され、年々、進化をとげている。どのような部分に品質の高さが求められているのか?を解説する。また、それを達成するためには、計測できること、指標化が重要であり、設計方策がキモとなる。今後、自動運転の時代が到来し、内装がどのように変化していくのかも踏まえながら、今後の動向を解説する。
- バブル時代の高品質化/高級化
- インパネ周りの変化・素材の高級化
- 素材の高級化
- 動きの高品質化
- 最近の高品質化
- 人を科学するとは?
- 上質な造りのコンセプト
- 触感を軸にした取り組み
- 触感の指標化
- 触感の設計
- 五感を中心とした取り組み
- 最近の高品質化の取り組み
- 当たり前品質での取り組み
- 加飾の動向
- 今後の内装
- 自動運転での内装の変化と期待
第2部 自動車内装における感性工学の適用と質感価値向上への取り組み
(2017年12月8日 12:40~13:50)
自動車の開発現場で実行してきた内装質感向上の取り組み事例を紹介することで、製品開発への感性工学活用について参考にしていただく。
- 自動車内装質感向上の取り組み事例
- 内装材の表面質感
- 加飾の質感と機能
- 触感の質感研究事例
- 表面質感メカニズムに基づくバーチャル技術の紹介
- 量産車への織り込み事例紹介
第3部 感性品質視点のCMFデザインを用いた自動車内装コーディネーションの探求
(2017年12月8日 14:00~15:10)
CMFデザインをもって感性品質の向上のために、どのような視点でどのような施策が必要なのか?
老若男女、専門家でなくとも自由に好き嫌いが語ることができる、ある意味特異なデザイン領域であるCMFデザイン。特に自動車内装においてはモノとしても空間としても認知され、モノの細部ばかりに目を向けてもその価値が顧客に伝わるとは限りません。さらにマーケティング戦略とも密接に繋がる複雑さをもっています。
今回の講演では「伝わる」感性品質を実現するための取り組みを、デザインや企画、開発の現場で起きている事象と共にお伝えしたいと思います。
- CMFデザインを扱うということ
- 3種類のCMFデザイン
- 正しい「色」と正しい印象の「色」は違う
- 自動車内装、色彩管理の理想と現実
- トレンドとの付き合い方
- 展示会から何を得る?
- 住みたい町のランキングが変わった件
- 感性品質を扱うということ
- 不都合な評価と向き合う
- 売上が伸びるのか?
- 発信の仕方はどうする?
- 感性品質の基本的考え
- 基礎品質
- 魅力品質
- 変わる基準と前提条件
- 絶対評価と相対評価 (モノとモノ) (企業と顧客)
- 取り組み紹介 (マトリクスを使った感性のプロファイル認識)
- ヒューマンスケールの表現ができるか?
- 今沸き起こっていること、どこで予兆、兆候を捉えるか?
第4部 フランクフルトモーターショー2017から読み解く質感の動向
(2017年12月8日 15:20~16:30)
フランクフルトモーターショー2017にプレスとして取材。自動運転など一般的なプレス情報から室内の加飾 (木質、金属質、皮革や光、インターフェース等) の詳細画像を中心に紹介し、過去のモーターショー (フランクフルト2015) より変化を分析し、各質感の動向を読み解く。
- 「テクスチャーデザイン最前線」フランクフルトモーターショー2017
- 自動運転、欧州サプライヤー動向
- 外装カラーリング動向
- インテリア質感動向 (ディテール画像)
- 過去のモーターショーから読み解く質感の動向
- フランクフルト2015
- ジュネーブ2016
- パリ2016
- ジュネーブ2017
- フランクフルト2017
- 異なる分野から読み解く今後の質感動向