本セミナーでは、座り心地の良いシートの要件、素材が与える影響について解説し、人間特性に基づいた「疲れにくいシート」の考え方と開発事例を詳解いたします。
(2017年12月11日 10:30~14:15)
最近、感性品質である快適性 (心地) がさまざまな製品の魅力に大きな影響を与えています。特に、自動車内装品 (カーインテリア) には自動車のコンセプトに合った快適性 (心地) を実現することが望まれています。 本講座では、着座時に常に乗員が接触している自動車シートの「座り心地」をどのような官能検査手法、シートの物理特性をどのような測定方法を用いて実験・評価・解析を行い、「座り心地」を数値化する手法について解説します。また、人間快適工学を用いて商品化された感性製品の事例 (パッドの物理特性が自動車シートの座り心地に及ぼす影響) を紹介します。
(2017年12月11日 14:30〜16:30)
自動車シートは、乗員が最も長く広く接する部品であり、シートの快適性は、クルマの良し悪しを左右する非常に大切な性能の一つです。このシート快適性を向上するためには、人間特性を科学し、より深く理解して開発を行うことが非常に重要です。 今回は、人間工学、生体力学、生理学的手法を用いた長時間走行時に疲れにくいシートの開発について解説します。