~モデリングや活用のポイント~
(2017年11月28日 10:30〜12:30)
「ビッグデータ」、「リアルワールドデータRWD」や「統計学」などの言葉が医療の世界でも話題に上るようになって久しいが、日本では国民皆保険制度の下レセプト情報を中心にその利活用が進んでいる。その一方、カルテなど診療記録は、数十施設単位で集積されたデータベースが散在している状況である。個々のデータベースは有益な情報を与えてくれるが、それぞれに情報の粒度が異なり、カバレッジも限定的である。したがって各種の課題やリサーチクエスチョンに対して回答を導き出すためには、さまざまな情報を統合するためのモデリングやデータサイエンスが鍵となる。 本講座では、医療ビッグデータの現状と課題を体系的に明らかにするとともに、最近公開された「NDBナショナルデータベース」 (オープンデータ) をはじめ、RWDを活用した医薬品マーケティングについて議論する。
(2017年11月28日 13:15〜14:45)
レセプトデータ等のリアルワールドデータを用いたアウトカムリサーチにより医薬品の価値を最大化するための手法について概説する。また、医薬品の費用効果分析にリアルワールドデータを用いる際の利点や注意点について解説する。
(2017年11月28日 15:00〜16:30)
現在日本において、大規模診療データが様々な用途で活用されている。本講演では日本において利用可能なデータベースと特徴、医薬品市場における活用状況を解説します。