本セミナーでは、何も無い空間に映像を浮かべたり、絵や文字を書き込んだりできる新しいディスプレイ技術とその応用、市場性について解説いたします。
(2017年11月20日 10:30〜12:10)
超音波を用いて何も身に着けていない皮膚に触覚を提示する空中ハプティクスの技術は、様々な分野で注目され始めている。本講座では、空中ハプティクスの原理から技術の現状、応用可能な分野と現時点での課題までを解説する。
(2017年11月20日 13:00〜14:40)
SF映画で描かれるような空中に浮かぶ透明なスクリーンをジェスチャーで操作するシステムや、空中に映像が飛び出しているディジタルサイネージを目指した研究について紹介します。 導入部では、情報の存在を見せない状況から顕在化することで観察者の注意を喚起するアンコンシャス画像技術について紹介します。 次に、視覚による奥行き知覚のメカニズムについて説明します。その後、再帰反射による空中結像技術 (AIRR) について原理と特長を解説します。 さらに、3次元カメラを併用した空中インタフェースや、等身大の空中映像を形成する大画面空中ディスプレイ、3次元映像の空中表示など、最近の空中ディスプレイ研究の成果を紹介します。
(2017年11月20日 14:50〜16:30)
近年、次世代の映像技術として再帰性反射を利用する空中映像表示が注目されています。弊社が提供するパリティミラーは2面コーナーリフレクタアレイ構造を持ち、ある平面内での再帰性反射により空中映像を表示する結像光学素子です。 本講座では、2面コーナーリフレクタアレイの結像原理や特性をご紹介いたします。また、空中映像の有望な応用方法として注目している「空中タッチディスプレイ」について、これまでの開発取り組みをご紹介いたします。発表当日は、簡単なデモを御覧いただけるスペースを設ける予定です。