わが国のバリデーション基準はURSに言及していないが、URSがなければDQはできない。そればかりかIQ~PQの判定基準の設定にも支障をきたしかねない。重要となるURS作成とDQを中心に設備適格性評価での注意点を具体的に紹介する。
- 適格性評価はユーザー要求仕様書 (URS) の作成から始まる
- PIC/S GMPの要求するURS
- URS作成時の留意点
- 要は「汚染・交叉汚染・混同・ミス防止」の検討
- どのような設計が望ましいか
- 交叉汚染防止策の事例
- 異物対策の事例
- 防虫対策の事例
- 作業効率化の事例
- ミス防止策の事例
- トラブル事例から学ぶ
- DQの実施例
- 配置計画の留意点
- レイアウト図のチェックポイント
- 作業室面積の適切性評価
- 監視性・情報伝達性の確認
- 内装の設計・施工の確認
- 製薬用水システムのDQ
- IO/OQの実施例
- コミッショニングと適格性確認を混同しない
- IQ/OQ時の建屋チェックポイント
- 校正とは
- PQの実施例
- 空調システムのバリデーション
- 施工完了時/非作業時/作業時での確認
- 清浄度 (作業時) の測定ポイント