1980年代に提唱されたバリテーション概念は、2010年代に入り著しく進展した。先鞭をつけたのはFDAであり、わが国のバリデーション基準も改正された。さらにPIC/Sは流通過程もベリフィケーションの対象とする。この新しいバリデーション概念を分かり易く解説する。
- バリデーションの歴史
- バリデーションに関する法規・ガイドライン
- バリデーション概念の進化
- ICH Qトリオで補完されたGMPとバリデーション
- 製品ライフサイクルに渡るバリデーション
- FDAの新バリデーション概念
- PIC/S GMPにはRe – Qualificationがある
- 製品品質の照査 (PQR) で継続的改善
- バリデートされた状態の照査対象例
- PQR (PIC/S) とAPR (FDA) の相違点
- 製品品質照査と再バリデーション
- 品質リスクマネジメント (QRM) が必要
- バリデートすべき品質とは
- フォーマルなQRM手法と留意点
- ベリフィケーションの対象拡大
- GMPとGDP (適正流通規範) の融合化が進む
- GDPとは
- 製造業者/製造販売業者とGDPの関係
- PIC/S – GMPの輸送のベリフィケーション
- PIC/S – GMPの包装のバリデーション
- プロセスバリデーション (PV)
- 原薬GMPガイドラインのPV
- PIC/S GMPのPV
- コンカレント (同時的) バリデーション
- 伝統的PVとは
- より進んだ手法 (QbD手法)
- 変更時のバリデーション