心因性疼痛における現状を踏まえた診断の見極めと効果的な治療法

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本セミナーでは、誤解されやすい疾患 (線維筋痛症や反射性交感神経ジストロフィー) との鑑別ポイント、望まれる新薬について解説いたします。

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プログラム

患者が痛みを訴えた時に各種検査でも所見がない場合、「ヒステリー」「心因性疼痛」と称されることが多く、精神科に紹介されるケースが多くみられる。しかし、その多くが患者の痛みを起こすような「心因」がみられないことがほとんどである。むしろ「心因性」と医療者に「レッテル貼り」をされたことにより、医療機関のみならず、患者周囲の者から冷遇を受け、患者は痛みを証明しようとさらに愁訴が多くなる。演者の経験からすると「心因性疼痛」と診断され、その後10年ほど経過を追った患者において、膠原病が潜在していたケースもみられた。  本講習においては、「心因性疼痛」を改めて厳密に定義づけを行い、安易な本用語を呼称しないよう訴えるものである。

  1. 心因性疼痛は本当に存在するのか?
    1. 症例呈示
    2. 「心因性疼痛」と誤解されやすい疾患
    3. 改めて「心因性疼痛」を定義する
  2. 慢性的な疼痛患者の具体的な対処
    1. 鎮痛補助薬としての薬物療法
    2. 慢性疼痛患者を理解する
    3. 膠原病科やペインクリニックと連携を図る
  3. 慢性疼痛患者の多剤併用の問題
    1. ケミカルコーピングと依存、pseudo addiction

会場

すみだ産業会館
130-0022 東京都 墨田区 江東橋3丁目9番10号
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