本セミナーは、近年ますます応用用途の広がりとともに要求仕様が厳しくなるモータの小型・高効率化に関して、様々な角度からの検討項目について解説する。
まず、モータの種類ごとの効率向上の現状から今後の方向について概説し、モータの損失を構成する主要因である銅損と鉄損に分けてそれぞれの低減法を解説する。特に最近の磁性材料の進歩は、ハード・ソフト両材料が効率向上に果たした役割は大きく、その動向についても解説するとともに、モータの新しい生産技術を含めた効率向上技術についても概観する。
- モータの種類と高効率化の動向
- 汎用モータの高効率化の規格化の動向
- PMモータの高効率化の動向
- 磁石を使用しないモータの効率化の動向
- モータの損失を構成する要因
- モータの出力発生原理
- モータの損失分類
- モータの損失を低減する要因分析
- 銅損の低減技術
- 高密度巻線技術
- 巻線素材の変更による高密度巻線技術
- ACモータの高密度巻線技術
- 鉄損の低減技術
- 鉄損の発生要因
- 材料による損失低減
- 薄板化による損失低減
- 磁性材料の進歩による小型・高効率化
- 永久磁石材料
- 5.6%シリコンなど低鉄損材料の動向
- 磁界解析技術の進歩による解析制度の向上
- 今後の動向