「働き方改革」の標語に沿って、時短に取り組む機運は高まりました。しかし、多くの責任あるホワイトカラーの立場の人にとって、時短のために、書類を減らす、会議を減らす、口で言うのは簡単ですが、ではそれで成果は上がるのでしょうか?スピーディな意思決定が進むのでしょうか?本音の話が減って、建前だけの手続き論がはびこり、本質的な問題は放置される、そんな事態に陥ることもあります。 (そもそもホワイトカラーの仕事は、繰り返しの定型業務よりもたくさんの非定型業務で成り立っています。そしてその多くは「コミュニケーション」とも呼ばれたりします。) 単純に時間だけを削減すれば良いのではありません。質が伴ってこそ、より価値のあるアウトプットを増やしてこその業務効率化が求められるのです。無駄な時間は減らしますが、意味ある時間は増やすべきなのです。言い換えれば「付加価値時間を増やし、コスト時間を減らす」ことが要諦になります。では、何を意識し、何からどのように手を付けていけばよいのか?会議、書類、いわゆるコミュニケーションや意思疎通のありかたの中身を変えていくことが重要です。日常業務の何気ない言動一つ一つに改善の要素は潜んでいます。そして、それは管理職たちのリーダーシップのあり方にかかっています。 本講座では、各種の業務改善、問題解決コンサルティングを通じて皆様に実践いただいた、数多のテクニックとコツを紹介します。