車載用電力変換器として、今後大きな市場が見込めるバッテリー充電器について解説します。まずは次世代電動化自動車の棲み分け、分類を行い、車載用バッテリー充電器の市場動向を予測します。さらにIEEE等、世界の学会における車載用バッテリー充電器に関する最新技術動向、並びに、今後注目されるであろうキーテクノロジーについて半導体、制御、回路方式、受動素子のそれぞれの観点から実験データを元に紹介します。また、SiCやGaNを適用した場合の小型軽量化の可能性について、理論と実証による解説を行います。
さらに、今後、次世代自動車は系統へ接続されることが予想されるため、ハッテリー充電器の双方向化 (スマートグリッド対応充電器) 技術が重要となってきます。その具体的な回路方式やそれぞれの回路の特徴等について、分類、解説していきます。
- 車載用バッテリー充電器が脚光を浴びる理由
- 欧州の二酸化炭素排出量規制に伴う各社の戦略
- ストロング・ハイブリッド車と48V電源システム車との違い
- プラグイン・ハイブリッド車の機構解説
- プラグイン・ハイブリッド車が注目される理由
- 市販されているバッテリー充電器の紹介
- 車載用バッテリー充電器の基本と最新動向
- バッテリー充電器の回路構成
- PFC回路におけるワンコンバータとツーコンバータの違いと特徴
- バッテリー充電器の最新動向 (IEEE等の国際会議における技術動向)
- 小型化を実現するバッテリー充電器回路手法
- 高効率化を実現するバッテリー充電器回路手法
- 車載用フルGaNバッテリー充電器
- GaN – HEMTの特徴
- GaN – HEMTの駆動方法
- 単相PFCコンバータへのGaN – FET適用事例
- LLC型DC – DCコンバータへのGaN – FET適用事例
- バッテリー充電器の回路構成の戦略
- ブリッジ型PFCコンバータかブリッジレスPFCコンバータか?
- 多相化方式か結合インダクタ (トランスリンク) 方式か?
- 位相シフトコンバータかLLCコンバータか?
- SiC/GaNパワー半導体の導入可能性とその予測
- バッテリー充電器の双方向化技術
- バッテリー充電器の双方向化回路の基本
- ブリッジレスPFCコンバータにおける双方向化
- ブリッジ型PFCコンバータにおける双方向化
- キャパシタレス双方向バッテリー充電器の紹介
- 各社のOBCの開発最前線
- BMWのPHV用OBC
- メルセデスSクラス用OBC
- トヨタ・プリウスPHV用OBC
- 次世代OBCのあり方
案内割引・複数名同時申込割引
S&T出版からの案内をご希望の方は、割引特典を受けられます。
- Eメール案内を希望する方
- 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 37,963円(税別) / 41,000円(税込)
- 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 40,000円(税別) / 43,200円(税込)
- 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 60,000円(税別) / 64,800円(税込)
- さらに3名様以上で追加1名あたり20,000円(税別) / 21,600円(税込) で受講いただけます。
- Eメール案内を希望しない方
- 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 40,000円(税別) / 43,200円(税込)