偏光板の市場動向と新たな要求特性に応える技術開発の動き

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会場 開催

本セミナーでは、スマートフォンのOLEDシフト、量子ドットディスプレイの登場、民生用途とは異なる仕様が求められる車載ディスプレイ用途、FPDの技術トレンドが偏光板マーケットに与える影響について詳解いたします。

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開催予定

プログラム

第1部 FPD用偏光板・光学フィルムの市場展望

(2017年10月31日 10:30〜11:40)

 FPD市場は、中国企業の10.5世代投資の実現や、スマートフォンでのOLEDパネルのシフトが見込まれており、大きな変革の時期を迎えております。FPDの主要部材の一つである偏光板や光学フィルム市場にとって、この影響を回避することは不可避であり、業界の競争優位が変わりつつあります。  本講演では、最新情報をもとに偏光板と偏光板保護フィルム (TAC、COP、アクリル、PET) の業界展望について解説いたします。

  1. 市場概要
    1. 偏光板の原理と構成
    2. 偏光板・光学フィルム市場の主要参入プレーヤー
  2. 偏光板・光学フィルム市場分析
    1. LCD偏光板市場動向
    2. OLED偏光板市場動向
    3. 偏光板メーカー動向と中国投資への対応
    4. OLEDシフトが偏光板・光学フィルムにもたらす影響
    5. 偏光板保護フィルム素材別市場動向
    6. 表面処理フィルムの基材選択
  3. 偏光板・光学フィルム技術動向
    1. 超薄型偏光板
    2. 位相差コーティング技術動向
    3. フレキシブルOLED用円偏光板
  4. まとめ

第2部 偏光板への新たな要求特性と対応技術開発の動き

(2017年10月31日 12:20〜16:30)

 本講では、偏光板の原理・構造から最新のFPDへの応用をわかりやすく説明する。新規応用分野と偏光板の役割を、デバイス構造、原理から詳細に説明し、デバイス開発はもちろんのこと部材開発にとって何が重要かを明確にしたい。  また、今話題の量子ドットを用いたカラーフィルタ代替技術の鍵となるIn-cell偏光板を取り上げる。

  1. 偏光とは
  2. 直線偏光板の種類と構造
    1. ヨウ素系偏光板
    2. 染料系偏光板
    3. ワイヤグリッド偏光板
  3. 車載TFT-LCD用偏光板
  4. 反射型TFT-LCD用偏光板
  5. 大型化、薄型化対応偏光板 (超薄板偏光板)
  6. OLED用偏光板 (青色透過率向上)
  7. OLED用円偏光板
    1. 円偏光板の構造
    2. 反射防止と円偏光板
    3. 開発・実用化動向
  8. In-cell偏光板
    1. In-cell化の目的
    2. TFT-LCDの広色域化に向けた量子ドットと偏光板 (カラーフィルターの代替)
    3. In-cell偏光板の開発・実用化動向

会場

品川区立総合区民会館 きゅりあん
140-0011 東京都 品川区 東大井5丁目18-1
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