微粒子捕集の基礎とエアフィルタ・バグフィルタの活用技術

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本セミナーでは、微粒子捕集の基礎から解説し、装置の最適な選定、設計、運転のポイントあ、トラブル・安全への適応技術、エアフィルタ・バグフィルタ技術の新展開について解説いたします。

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プログラム

エアフィルタ及びバグフィルタは、ガス中に浮遊する“粒子 (ダスト) ”を捕集する操作であり、多くは繊維を捕集体として用いる点で共通している。しかし、エアフィルタは、粒子濃度の低いときに、バグフィルタは高濃度域で使用され、フィルタの構造や粒子捕集の形態、運転状況などでは異なる。  エアフィルタやバグフィルタによる粒子分離技術は、影響因子が多く、経験にたよる経験学の側面はあるが、気中での粒子運動、捕集体での分離のされかた等を理解していれば、装置の選択や設計はもちろん、装置の適切な運転を行ううえで大きな助けとなる。  そのような観点から、本講義では、エアフィルタ技術開発に携わる技術者もとより、粒子分離技術を学び始めた人にも分かりやすく、粒子分離の原理、その考え方、技術の実際を、系統的かつ平易に説明する。

  1. 微粒子捕集の基礎
    1. 大気中浮遊粒子状物質 PM, SPM
    2. 気流中での微粒子の運動
  2. 粒子分離のメカニズム
    • 流通分離
    • 障害物分離
    • 隔壁分離
  3. エアフィルタによる微粒子捕集
    1. 単一繊維捕集効率とフィルタ効率
    2. 捕集機構と単一繊維捕集効率
    3. 単一繊維に働く流体抗力とフィルタ圧力損失
    4. エアフィルタの集じん性能の経時変化
    5. 粉じん負荷の影響
    6. フィルタ構造設計によるエアフィルタ性能の向上
  4. バグフィルタによる微粒子捕集
    1. 粒子捕集の原理
    2. 圧力損失
      • バグフィルタの構造と粉じん払い落とし方式
    3. 性能評価法
      • 圧力損失および粉じん堆積量の時間的変化
    4. 集じん率の評価
      • バグフィルタの高性能化
    5. 集じん性能の向上
      • 省スペース化および省エネルギー化
  5. トラブルおよび安全への適応技術
    1. ダスト及びガス特性を考慮した適応技術
    2. 運転要領と維持管理
  6. エアフィルタ、バグフィルタ技術の新展開
    1. ナノ粒子の分離技術
    2. バグフィルタ技術の多機能化

会場

品川区立総合区民会館 きゅりあん
140-0011 東京都 品川区 東大井5丁目18-1
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