本セミナーでは、微粒子捕集の基礎から解説し、装置の最適な選定、設計、運転のポイントあ、トラブル・安全への適応技術、エアフィルタ・バグフィルタ技術の新展開について解説いたします。
エアフィルタ及びバグフィルタは、ガス中に浮遊する“粒子 (ダスト) ”を捕集する操作であり、多くは繊維を捕集体として用いる点で共通している。しかし、エアフィルタは、粒子濃度の低いときに、バグフィルタは高濃度域で使用され、フィルタの構造や粒子捕集の形態、運転状況などでは異なる。 エアフィルタやバグフィルタによる粒子分離技術は、影響因子が多く、経験にたよる経験学の側面はあるが、気中での粒子運動、捕集体での分離のされかた等を理解していれば、装置の選択や設計はもちろん、装置の適切な運転を行ううえで大きな助けとなる。 そのような観点から、本講義では、エアフィルタ技術開発に携わる技術者もとより、粒子分離技術を学び始めた人にも分かりやすく、粒子分離の原理、その考え方、技術の実際を、系統的かつ平易に説明する。