(2017年11月6日 10:30〜12:10)
戦後モノが無い時代の高度経済成長によりモノが充足されると共にスマホのように、今までにない新しいモノやサービスも現れて人々は本当に欲しいモノがわからなくなっている。 加えて、技術や新素材そしてITの発展と共にモノづくりも大きく変わり、さらに少子高齢化を迎えて人々の生活や関心事も大きく変化している。ここにきて表題の人々の感じる高級感、特別感にも変化が起きることによる新たな魅力を生むモノづくりについて触れてみる。
(2017年11月6日 13:00〜14:40)
QOL (生活の質) を高める、人の感性に訴えるといった言い方を耳にします。生活の「モノ」の面が整ってきた今、生活の「質」の面、例えば製品の使い易さ、面白さ、快適さ等、人の気持ちや感じ方を大切にしようという価値感が広がっている。 ここでは、人の感性を脳科学、工学、芸術等さまざまな角度から捉えて、新たな社会的価値 (感性価値) を創出する取り組みについて紹介する。感性の評価・モデル化のため、感性を科学的にとらえて体系立てている。また実際の産業現場における問題解決の事例をもとに感性工学的なアプローチを紹介する。
(2017年11月6日 14:50〜16:30)
様々なプロダクト・デザインやパッケージ・デザインにおいて、加飾表現の技術開発が進んでいる。しかし、「どのように色彩とテクスチャーを組合せれば、その製品にとって最適となるか」を明確に示した方法が確立しているわけではない。そこで、高級感をプロダクトやパッケージで表現するためにどうすればよいか、を例にとり、色彩と質感を感性的に整理したり、狙いとするコンセプトを色彩と質感に変換して表現する方法について解説する。