第1部 レーザー光源の開発動向と自動車照明への応用展開
(2017年11月10日 13:00〜14:40)
クルマの光源としては、管球からLEDに移行し、さらに半導体レーザー (LD) が注目されている。難しくて分かりにくいと言われる半導体レーザーとそのクルマ照明への応用について、その特長と最新の技術動向について基本から順を追ってわかりやすく解説する。
- 従来の管球光源と固体光源
- LEDとLD (半導体レーザー)
- 可視光LDの発展とロードマップ
- LDモジュールの動向
- 蛍光体とLDの光源
- LDのみの光源
- クルマ用光源は管球からLED、そしてLD
- プロジェクタ光源は管球からいきなりLD
- 遠方照射はLEDよりLDが圧勝
- スペックルと視認性
- スペックルの測定とその標準化
- 線スペクトルと演色性
- 走査方式と省エネ性
- ファイバーによる光エネルギー供給のメリット
- 他のデバイスとの集積性
- 安全性
- まとめ
第2部 自動車ヘッドランプ用ポリカーボネートの要求特性とその適用事例
(2017年11月10日 14:50〜16:30)
ポリカーボネート (PC) は、5大汎用エンジニアリングプラスチックの中で唯一の透明プラスチックであり、その優れた耐衝撃性、耐熱性、寸法安定性、難燃化しやすいといった特長を活かし、電気・電子、自動車、医療、アミューズ製品といった広範囲な用途に利用されている。
本講演では、PCの透明性を活かした自動車ヘッドランプアウターレンズ用材料、インナーレンズ用材料、および耐衝撃性や寸法安定性を活かしたエクステンション用材料について、最新の技術動向を、具体的な採用事例や成形加工技術とあわせて紹介する。
- はじめに
- 当社の自動車用材料への取組み
- ポリカーボネート (PC) とは?
- PCの主な用途
- PCの生産体制
- 自動車用ヘッドランプ関連部材への採用事例
- ヘッドランプ関連部材の技術動向
- デザインの進化に伴う材料への要望
- アウターレンズ用材料の高流動化
- インナーレンズ・ライトガイド用材料の高透明化、およびその他の改良
- エクステンション用材料の低ガス化、高外観化
- 成形加工技術との組合せによる開発
- ベント成形による物性改良
- 二色成形による軽量化
- PC使用上の留意点