第1部 : 「食品の消費期限、賞味期限の設定と試験計画の設定」
(2017年11月21日 12:30~14:30)
食品の検査会社としてこれまでに経験した「お客様からの質問」や「実例」を踏まえて、食品期限表示の設定のための基本的な情報を示します。品質、製造管理の初歩的な学習から実際にどのような検査や分析が必要か?など具体的な内容となります。
「取引先から根拠を示してほしいと言われたが…」「現在、実施している手法で本当に良いのだろうか?」「新商品の開発時に、どうすれば良いのか分からない。」など、お困りの方にお勧めです。
- はじめに
- 期限表示設定の基本的な考え方
- 期限表示設定に関する共通の悩み
- 評価項目について
- 理化学試験、微生物試験、官能試験
- 理化学試験項目の基本と評価について
- 水分
- 水分活性
- pH
- ビタミン
- アミノ酸
- 酸価
- 過酸化物価
- アルコール
- ヒスタミン
- 吸光度
- 粘度
- 硬さ…
- 微生物試験項目の基本と評価について
- 官能試験項目の基本と評価について
- 保存試験の設計と実例
- 試験設計に係ること
- 実例
- 加速試験について
- 業界団体のガイドラインについて
- 食肉製品
- みそ
- しょうゆ
- 小麦粉
- パン
- 食用植物油
- マーガリン
- 即席めん及び生めんタイプ即席めん
- パスタ
- 凍り豆腐
- 納豆
- 清涼飲料水
- コーヒー
- 冷凍食品
- 食酢など
- 質問と回答例
- 検査会社としてこれまでにあった、お客様からの具体的な質問と回答例
- 食品の期限設定に関するまとめ
第2部 : 「製品事例を踏まえた食品の期限表示のプロセスと試験データの有効活用」
(2017年11月21日 14:45~16:15)
食品の期限 (消費期限・賞味期限) 設定には、いくつかの要点があります。具体例により、これを解説します。設定後、理化学・微生物・官能試験のデータを有効活用できます。品質劣化の原因がわかれば、期限延長が可能になります。
続いて、高温・短時間により賞味期限を推測する「加速試験」の考え方と準備について解説します。
また、期限表示に関する近年の食品関連業界の動向と食品リコールの1/4を占める期限表示ミスの防止策、開封後の品質安定性についても触れます。
- 食品の期限設定の要点と具体例
- 消費期限と賞味期限の考え方
- 期限設定の配慮すべき要点
- 官能試験に関して配慮すべき要点
- 期限設定の具体例
- 試験データの連携と有効活用
- 食品の品質劣化要因と延長技術
- 品質の劣化要因
- 期限延長技術
- 賞味期限の加速試験の考え方と具体例
- 加速試験の考え方
- 加速試験の具体例と温度計数Q10例
- 加速試験の準備と一般的手順
- 食品の期限表示の動向と関連事項
- 食品ロス削減への取組み
- 期限表示に関する業界の動向
- 期限表示ミスと防止策 (食品リコールの1/4)
- 開封後の品質安定性と注意表示