第1部 改正RoHS指令でのフタル酸エステル規制等の最新動向と対策
~これまでのRoHSとの違い、追加対象化学物質~
(2017年10月24日 10:30〜14:15)
フタル酸エステルは蛍光X線分析では検出できず、ま た、含有の有無を判定するには専門的な分析が必要となります。そこで、 フタル酸エステル4物質をRoHS適合評価に追加する際のポイントを解説 致します。
- はじめに
- 改正RoHS指令の概要
- 製造事業者の責任
- 適用対象製品群と規制物質
- RoHS規制物質の改訂
- Annex II リストの改訂
- 委員会委任指令 (EU) 2015/863
- フタル酸エステル規制への対応
- サプライヤ情報の収集と実測値管理
- 実測値管理の課題
- IEC62321-8試験規格
- 国際統一試験規格IEC62321シリーズ
- IEC62321-8によるフタル酸エステルの試験手順
- Py/TD-GC-MS法によるスクリーニング分析
- 定量分析法
- フタル酸エステルの測定例
- 電線素材やコネクター等での分析事例
- 代替可塑剤に潜むリスク
- EUでの市場監視と化学物質管理
第2部 パイロライザGC/MSによるフタル酸エステル類のスクリーニング分析
(2017年10月24日 14:30〜16:00)
RoHS指令における制限対象物質指令に4種類のフタル酸エステル(最大許容濃度は0.1wt%(案))が追加される予定になっている。本講演では、試料を簡便な前処理で測定可能なパイロラザGC/MSについて述べる。
- フタル酸エステルの規制・分析の現状
- 実験
- Py-GC/MS法
- 装置
- 溶媒抽出 – GC/MS法
- 結果・考察
- フタル酸エステルのスクリーニングに関する取り組み