第1部 貼るDDS、がん細胞のトラップフィルムなど スマートポリマー開発とその応用
(2017年10月23日 10:30〜12:15)
- 刺激応答性高分子の分類
- 刺激による分類
- 構造による分類
- 機能による分類
- 刺激応答性高分子の作製方法
- ゲルの作製
- 表面修飾方法
- ファイバーの作製
- 粒子の作製
- 評価方法
- 光学的評価
- 表面ぬれ性
- 粒径
- 熱力学的性質
- 応用例
- 再生医療 (例 : 損傷した神経を再生するメッシュ)
- DDS (例 : ”貼る”癌治療用メッシュ)
- 診断システム (例 : 早期診断用ポリマー)
- バイオロジー研究 (例 :健康長寿を支えるメカノバイオロジー)
- 小型人工透析器 (例 : 腕時計型尿毒素除去フィルター)
- 抗炎症ポリマー
- その他
第2部 高分子ナノテクノロジーを基盤とする 革新的ナノ医薬品の創製
(2017年10月23日 13:00〜14:45)
高分子ナノテクノロジーを基盤するナノメディシンは、薬剤の有効性と安全性を飛躍的に高める基盤技術として注目されている。本講演では、高分子ミセル型ナノメディシンについての研究成果を紹介する。
- 高分子を利用した革新的ナノ医薬品の設計
- 創薬における課題
- 高分子創薬
- 高分子ミセル型ナノ医薬品
- 高分子ミセルの設計
- 高分子ミセルの体内動態
- 高分子ミセルのがん集積性
- 高分子ミセルによる難治がんの治療
- 高分子ミセルによる副作用の低減
- 高分子ミセルの臨床開発状況
- レギュラトリーサイエンス
- 高分子ミセルを基盤とする次世代ナノ医薬品の設計
- 抗体結合ミセル
- 高分子ミセル型核酸送達システム
- オープンイノベーションによる高分子ミセル型ナノマシンの開発
- ナノ医療イノベーションセンター
- ナノマシンと医療機器の融合による診断イノベーション
- ナノマシンによる切らない手術の実現
- 今後の展望
第3部 歯の最小侵襲治療と歯科用 修復材料への高分子技術の展開
(2017年10月23日 15:00〜16:30)
歯の修復治療は、高分子系接着性修復材料の導入によって、歯をなるべく削らない で治療して歯の延命を図る「最小侵襲治療」が一般化している。このような修復治療を 可能にした、接着技術と複合材料技術を中心に紹介する。
- 高分子材料を用いた虫歯治療
- 歴史的背景
- 高分子材料による虫歯治療の実際
- 歯科用接着材
- 歯質接着性モノマーの開発
- 象牙質への接着と樹脂含浸層
- セルフエッチング型接着材
- 歯科用金属、セラミックスへの接着
- 歯科用コンポジットレジン
- 基本組成と無機フィラー配合技術
- CAD/CAM用レジンブロック
- 高分子系歯科材料の高機能化の試み