再生・細胞医療における研究開発の実用化・産業化に向けた最新動向

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講演1. 細胞治療・再生医療の技術経営: 産学公連携による技術プラットフォームの形成

(2017年10月27日 13:30~14:55)

 幹細胞技術を用いた再生医療・細胞治療の研究開発というと、とかく治療法の開発に注力しがちであるが、それと同等あるいはそれ以上に重要なのは、臨床グレードの細胞製品を低コスト、均質かつ大量に調整し、安定的に供給するためのインフラの構築である。本セミナーでは、幾つかの産学公連携コンソーシアムの事例をもとに、ヒト幹細胞を製造・加工する上で必要となる要素技術や組織的な対応、産学公連携組織の経営管理の要点、再生医療・細胞治療の製品・サービス創出の在り方について解説・議論する。  再生医療・細胞治療の優れた研究を旗印として、幅広い産業分野から参画を募り、我が国の強みに根差した産業生態系 (イノベーション・エコシステム) の形成を通じた、国際的に競争力のある製品・サービスの創出の方策を議論したい。

  1. 背景
  2. 細胞製品製造法構築のプロセスと要素技術
  3. 産学公連携コンソーシアムの事例と要点
    • イノベ内閣府・最先端研究開発支援 (FIRST) プログラム・再生医療産業化に向けたシステムインテグレーション (CSTOF)
    • NEDOヒト幹細胞産業応用促進基盤技術開発/ヒト幹細胞実用化に向けた評価基盤技術の開発
    • 文部科学省・再生医療の実現化ハイウェイ (課題A・理化学研究所)
  4. イノベーション・プラットフォームの在り方と実現の方策

講演2. 企業から見た再生医療技術の進展と周辺事業への展開

(2017年10月27日 15:05~16:30)

 京都大学 山中教授のiPS細胞でのノーベル賞受賞 (2012年) 、日本での再生医療関連法案の成立 (2013年) により、再生医療の産業化に向けた開発が注目されている。しかしながら、この技術は萌芽期にあり、事業拡大に時間がかかる分野である。科学としても進展しているなかでの再生医療事業への取り組みと創薬支援等の周辺事業への展開を並列させることで中長期的にサステーブルな事業としての成長を目指す必要がある。本講義では、多面的に進める技術・事業開発について、セルラー・ダイナミクス・インターナショナル・ジャパンの取り組みを中心に解説をする。  科学技術が大きく進歩を続ける分野において、事業をどの様に進めるべきかを自社の事例をもとに参加する方々と議論をしたい。

  1. 背景
  2. 富士フイルムグループの再生医療への取り組み
  3. セルラー・ダイナミクス・インターナショナル・ジャパンの取り組み

会場

中央大学 駿河台記念館
101-0062 東京都 千代田区 神田駿河台3丁目11−5
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