本セミナーでは、張力制御技術 (テンションコントロール)に必須となる、適切な機械と制御方法の選定について、基礎からシステム構築までを解説いたします。
テンションコントロールとは紙、フィルムなどのウェブと呼ばれる材料や、糸、電線などの材料を巻出したり巻取ったりする時の張具合、つまりテンションを制御する技術です。長尺材料の応用分野は最近広がっており、以外にも我々の生活の身近なところに有ります。特にこの技術は材料製造や加工の効率を上げるために必要で、液晶パネルなどの電子部品や燃料電池、太陽光発電用素材などの量産化のキーとなる技術として注目されています。 しかし長い材料を連続して制御する技術は一枚一枚のシートを加工する技術とは大きく異なります。特にテンションコントロールは電気的な制御技術だけでは解決できない、機械設計や材料特性の問題点があります。またコントロール方法もいくつかありそれぞれが特徴を持っています。 本講座ではテンションとは何かの基礎から応用に至るまで解説いたします。また機械の電気制御関係者ばかりでなく、機械設計、保守関係にいたる方までがテンションコントロール技術の何かをつかんでいただける様な内容にします。