本セミナーでは、自動車で発生する振動や音の種類と対策手順、制振・防音材の評価法、騒音低減の低減事例を分かりやすく解説いたします。
自動車の振動・騒音は、路面の凹凸、燃焼による圧力変動など様々な原因によって発生する。振動の制御は、構造の固有値とモード形を適切に設計すること、防振機構、制振材を利用することで実現される。騒音の対策では更に遮音材と吸音材が利用されている。振動対策は最終的に騒音の抑制を目的としていることが多く、CAEによる検討項目の半分以上は騒音関連である。 本セミナーでは、自動車で発生する振動と音の種類と対策手順、制振・防音材の評価法、騒音低減の低減事例について、主に車両製造メーカの立場で説明する。車両製造メーカにとって最大の関心事は乗員の耳位置の騒音レベル低減であり、最良の特性を有する部品、あるいは、最良の特性をもつ素材を、コストが許す範囲で選択しているわけではない。 騒音の基本的な対策技術について、理論と経験の両面から、分かりやすく解説いたします。防音材および防音材を構成する素材の特性と、車両の騒音特性の関係を理解する一助になればと思います。ぜひ、ご参加ください。