本セミナーでは、乳化撹拌装置を使用した乳化製品の製造を例にとって、工場における製造条件を決定するために必要なスケールアップの基礎的な考え方について解説いたします。
化粧品や医薬部外品等を製造するにあたって,工場技術者と共に研究室規模から工場生産規模へのスケールアップの研究が行われます。このとき,研究室によるサンプルの調製を忠実に再現することができるのであれば,工場における製品の製造も成功します。しかしながら,工場において研究室と全く同じ製造機械を使用することは通常ありませんので,工場で使用する製造機械の条件を新たに決定する必要があります。 そこで本講座では,乳化撹拌装置を使用した乳化製品の製造を例にとって,工場における製造条件を決定するために必要なスケールアップの基礎的な考え方について解説します。