中長期研究開発テーマの発掘と選定の仕方

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プログラム

第1部. 中長期研究開発テーマの発掘と選定 ~ アズビルの事例

(2017年10月10日 10:30〜12:30)

企業の経営は遠近両用の視点が不可欠である。中長期研究開発テーマの発掘と選定には、顧客や他企業の今そこにある足元の課題を対症療法ではなく、イノベーションへつながるような長期の視点で設定していくことが求められる。本講座ではアズビル・ビルシステムカンパニーの事例で具体的に解説する。
  1. 研究開発者のジレンマ
    1. 開発にかかる時間と将来の不確実性
    2. 今の課題を今解くのは研究開発ではなく営業や現場に任せるべし
    3. 研究開発がもたらす将来の成果を、今顧客の現場で起こっていることからしっかり説明せよ … マーケティングの活用
  2. アズビル・ビルシステムカンパニーの事例
    1. ソリューションと開発の好循環モデル
    2. 製造業のサービス化を推進するモノとコトの垣根をなくしたユニークな開発体制
    3. 顧客接点の潤滑油になる、なんでもござれのマーケティング
  3. IoT時代の技術開発は企業間の連携で
    1. IoT時代に求められている開発はテクノロジースタックの構築
    2. 企業連携で実現した研究開発事例
  4. 今日本で最も求められている中長期研究開発テーマとは

第2部. 技術開発戦略と研究開発テーマの発掘

(2017年10月10日 13:20〜14:50)

 『真の価値は金 (かね) ではない、新しい知識だ』 – 我が社の哲学です。それを具現化するために中央研究所では、10年後、20年後を見据え、光に関する基礎研究および応用研究を進めています。今回の発表では、具体的な研究開発の一端を紹介させていただきながら、当社の企業風土や文化、研究開発の考え方について触れさせていただきたいと思います。

  1. はじめに
    1. 光学の歴史
    2. 光とは何か
  2. 浜松ホトニクスにおける研究開発マネジメント
    1. 会社概要
    2. 和の心
    3. 真の価値は新しい知識
  3. 研究開発の具体例
    1. 極限を狙え
    2. 中央研究所の研究テーマ (ライフホトニクスと若手プロジェクト)
  4. 「まとめ」に代えて … 浜松光宣言

第3部. 将来ビジョンの設定と研究開発テーマの発掘

(2017年10月10日 15:00〜16:30)

 企業経営の根幹を成すビジョンやミッションは各社各様であり、中長期テーマについても考え方は様々である。しかし、共通した認識は、企業経営にとって研究開発は大きな投資の一つであり、企業発展の源泉となる活動という事である。しかし、中長期に渡る研究開発では、当初の目的を貫徹させるべくブレないテーマの選定が理想であるが、社内外の環境変化に即してそのターゲットやビジネス像を適時修正する必要も発生する。  本講演では、クアーズテックの事業変遷の中、中長期にわたる研究開発活動とそのテーマについてご紹介する。

  1. クアーズテック株式会社のご紹介
    1. 歴史と事業の変遷
    2. 3つの開発拠点
    3. 日本に於ける2つの技術部隊とその機能
  2. コーポレートR&Dのミッション
    1. 研究開発に於ける3つのミッション
    2. 2つのロードマップとテーマの選定
  3. 研究開発テーマの発掘と創出
    1. 未来カタログワークショップ
    2. ワイガヤ活動とフレームワーク
  4. 開発テーマの選定
    1. ステージゲートとテーマ選定
    2. 研究開発とマーケッティング
    3. テーマの効率と事業性判断
  5. まとめ

会場

株式会社 技術情報協会
141-0031 東京都 品川区 西五反田2-29-5
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