本セミナーでは、CFRPの量産に必要となる短時間、高精度な非破壊検査の方法について詳解いたします。
(2017年9月20日 10:00〜12:00)
対象物を破壊することなくその状態を試験する非破壊検査法についてと各種試験法の概要を述べ、複合材料特に炭素繊維強化プラスチック (CFRP) に対する各種試験法の知識習得に寄与を目指す。 特に、電磁誘導を利用した非破壊検査法である渦電流探傷試験による検出原理と開発した各種試験プローブや評価データの紹介を主に行う。
(2017年9月20日 12:45〜14:45)
炭素系複合材料の幅広い普及に向けての研究開発が加速されております。複合材料の幅広い普及のためには、量産技術の開発と、その品質検査手法の確立が重要です。品質評価においては、非破壊で繊維配向性を評価する必要があります。本講演では、繊維配向の評価方法に関する現状から、迅速評価法として期待される、ロックインサーモグラフィを用いた繊維配向測定技術、ならびにその応用展開について紹介します。
(2017年9月20日 15:00〜17:00)
近年、炭素繊維強化プラスチック (CFRP) は自動車用途への積極的な展開が試みられ、また、付加製造 (いわゆる3Dプリンタ) による複雑形状CFRPの成形が検討されるなどますます目を離せない話題である。本講座では、将来、CFRP製の量産自動車が溢れ出した際に、車検の問題をどうするのかなどCFRPの非破壊検査について考えていただくきっかけになれば幸いである.