第1部 高分子膜と無機膜 (炭化膜やゼオライト膜など) による気体分離の最前線
(2017年9月25日 10:30〜12:00)
- 気体分離の原理
- 分離膜材料 (高分子膜と無機膜)
- 膜モジュールとプロセス設計
- 分離系
- 高分子膜
- 分子構造と透過物性の相関と気体分離性能
- 溶解拡散機構
- Mixed – Matrix Membranes
- Thermally Rearranged (TR) Polymer
- 炭化膜
- TRポリマーから炭化膜へ
- 製膜法と膜構造
- 気体分離性能
- グラフェン膜などの研究開発動向
- ゼオライト膜
- 製膜法と膜構造
- 気体分離性能
- ゼオライト膜の実用化と課題
- 気体分離膜の化学反応プロセスへの応用
第2部 ゼオライトをはじめとしたミクロ多孔体を用いた分離膜の現状と膜分離プロセスへの展開
(2017年9月25日 12:45〜14:15)
無機膜技術の進展は21世紀に入ってから目覚ましく、最近では大型プロセスにおいて実用化可能なレベルの膜も現れている。無機分離膜技術研究開発の最新の進捗と応用可能なプロセス事例について紹介する。
ゼオライト、炭素、シリカ、MOFなどを用いた無形材料系の分離膜の気体分離に対する現在の開発状況を、膜の合成方法の基礎から、様々な応用分野の広がりを知ることができる。また、蒸留など他の分離技術とのハイブリッド化による高効率分離手法についても知ることができる。
- 無機分離膜の概説
- ゼオライト膜
- シリカ膜
- 炭素膜
- MOF膜
- ゼオライト膜の種類と合成
- 膜化可能なゼオライト
- 膜合成の方法と原理
- 膜の構造評価手法
- ナノパームポロメトリー
- 吸着法
- 膜分離の事例
- プロパン/プロピレン
- メタン/CO2
- 水素分離
- 膜分離プロセス
- 分離膜導入による省エネ効果
- 他の分離手法とのハイブリッド化
第3部 炭化水素の分離のための シリカベース分離膜の開発
(2017年9月25日 14:30〜16:00)
- 無機分離膜の基礎
- 無機分離膜の基礎知識
- 無機分離膜の評価方法
- 分子ふるいシリカ膜
- 製膜方法の基礎
- 対向拡散CVD法
- 水素系
- メタン/エタン系
- プロパン/プロピレン系
- ベンゼン/シクロヘキサン系
- デカン/テトラリン系
- 逆浸透分離
- 脱水用ゼオライト膜
- 製膜方法の基礎
- MOR膜
- SOD膜
- その他の無機分離膜
- 二酸化炭素系
- VOC系
- 無機分離膜のプロセス化
- 適応可能プロセス
- ケーススタディ
- まとめ