感性の定量化技術とその新製品開発への応用

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プログラム

第1部 生体情報に基づく製品の感性評価

(2017年9月28日 10:00〜12:00)

 客観的・定量的な生体情報を指標として製品の感性評価を行うために必要となる基本的な知識および技術を紹介する。

  1. 生体システム
    1. 生体システムの構成
    2. 脳神経系
    3. 神経系の情報処理
    4. 感覚・知覚・認知・記憶
  2. 生体情報の計測・評価
    1. 生体情報計測概論
    2. 心理計測
    3. 生理計測
    4. 行動計測
  3. 生体情報による製品の感性評価
    1. ストレスの評価
    2. 疲労の評価
    3. 快適感の評価
    4. 使用感の評価
  4. 生体情報計測の実際
    1. 実験デザイン
    2. データ処理
    3. その他

第2部 製品の快適性、材質感の定量化とその事例

(2017年9月28日 12:45〜14:45)

 最近、感性品質 (快適性) がさまざまな製品の魅力に大きな影響を与えています。特に、各製品のコンセプトに合った感性品質である快適性 (心地) を実現することが強く望まれています。  今回のセミナーは、触知覚に基づいて評価されている製品の快適性 (心地) をどのような検査手法を用いて実験・評価・解析を行ったらよいかを紹介します。また、多くの実験データに基づいて研究開発を行った感性製品の事例 (材質感、見やすい洗剤の表示) を紹介します。

  1. 人間快適工学とは
  2. 人間の視覚と触知覚機能について
  3. 快適性 (心地) を数値化する官能検査方法 について
    1. 官能検査とは
    2. 官能検査を行うときの準備 (被験者,試技,形容語)
    3. 一対比較法による官能検査
    4. SD法による官能検査
  4. 快適性に関連する製品の物理特性を計測・評価するには
  5. 製品開発の具体例
    1. 洗剤の表示の見易さを眼球運動計測より解析
    2. 素材の「材質感」を数値化するには

第3部 アイトラッキングと脳波による感性計測を用いたコミュニケーションデザイン改善

(2017年9月28日 15:00〜17:00)

 アンケートやインタビューだけでは本人が意識的に発言内容を取り繕うというバイアスが発生します。その低減を目的としてモニター (被験者) の無意識レベルの行動や取り繕えない脳波計測による感性分析を用いることで、より効果の高い、かつ説明可能なBtoCのコミュニケーションデザインを改善する当社の調査分析の取り組みをご紹介します。

  1. トッパンフォームズが目指すコミュニケーションデザイン
    1. コミュニケーションデザインの重要性
    2. なぜ意識的な調査だけではなく無意識的な調査が重要なのか
  2. アイトラッカー計測について
    1. アイトラッカー各種ツールの特徴
    2. アイトラッカーの分析アウトプット例
  3. 感性脳波計測について
    1. 当社が活用する感性脳波計測ツールの特徴
    2. 感性脳波計の分析アウトプット例
  4. アイトラッカーと感性脳波計測を用いた調査・コミュニケーション改善事例紹介
    1. ビジネス現場における改善事例と効果の紹介
  5. 適応領域拡大の可能性について
    1. 技能伝承やノウハウの形式知化への応用可能性について

会場

株式会社 技術情報協会
141-0031 東京都 品川区 西五反田2-29-5
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